鴻沼川沿いのカナメモチは紅い実を満艦飾に付けて華やかです
朝は青空が広がり好天に感謝しながら10時ころ家を出た。
左は実をいっぱいに付けたカナメモチ。上は2014年5月4日に同所で撮影したカナメモチの花
このところ気になっていた鴻沼川ぞいのカナメモチは満艦飾に付けた赤い実を明るい陽に輝やかせていた。
紅い新葉の観賞的価値が高く、よく生垣に植えられているというレッドロビンはカナメモチとオオカナメモチの雑種で、カナメモチ
との見分けは難しいといわれる。ただし、レッドロビンは花粉が未成熟でほとんど結実しないようなので明らかに違う。
カナメモチ(Photinia glabra)はバラ科の常緑小高木。材質が堅いので扇の要に使われ、モチノキに似るのが名の由来。樹高は3〜5m。
葉は互生し、革質で縁には細かい鋸歯がある。白色の5弁花を半球形の集散花序に付ける。
新開橋近くの桜並木に大きなヤドリギがあるのを初めて知りました
すっかり葉を落とした桜の木に大きな丸いものが付いていた。
陽の光の影響で色がハッキリせず最初は何か人工的なものかとも思った。でもよく見るとどうやら葉の集りのようだ。
確かめようとカメラを向けていると通りかかった人が「あれは何ですか?この時期になると現れて毎年大きくなっている」という。
半信半疑ながらヤドリギと気が付いた。山などでは見たような気がするがこんなにハッキリ見るのは初めてだった。
面白いもので、先日小石川植物園でも大きなのを、それも3つも一つの木に付いているのを見つけた。。近くに桜の木は沢山あるのに
なぜかこの木だけに付いていた。試みに表示を見るとバラ科のヤマナシだった。
ヤドリギ(宿り木)は広義にはヤドリギ類の総称。狭義には特にそのうちの一種で日本に自生するヤドリギ(Viscum album subsp. coloratum )
を指す。従来はヤドリギ科だったが、APG分類体系ではビャクダン科に移された。セイヨウヤドリギの亜種とされ、宿主樹木はエノキ、クリ、サクラなど
幅広い。
発芽したヤドリギは根を幹の中に食い込ませ、樹木から水分と養分を吸収する。葉は肉厚で対生。茎は二股に分かれ、折れやすい
発芽したヤドリギは根を幹の中に食い込ませ、樹木から水分と養分を吸収する。葉は肉厚で対生。茎は二股に分かれ、折れやすい
200年に一度の洪水から守るのは下流の住民たちに異論はありませんが・・・
2006年に始まったさいたま築堤工事は「200年に一度の洪水にも耐えられる堤防」がスローガンだが再三書いているように洪水の被害
から守るのは下流の都内の足立区などの地域だ。
さいたま市の河川敷は下流の地域が洪水にならないように上流からの水を貯水する機能を果たす役割だ。自分の地域を直接洪水から
守るための堤防の強化ではない。
左端の斜めに低くなった所が従来の堤防です。幅広く高くなった威容を誇る昭和築堤
それなのにアスファルトで固められ、四季折々の姿を見せる自然を奪われてはたまらない。
堤防が大きくなっても春にはスミレが咲き、秋には野菊が咲き乱れる荒川堤防であって欲しいと願うのは多くの市民の切なる願いだ。
土屋田んぼの堤防は幅広く、5m高くなってアスファルト道路が3本に増えました
2006年から荒川堤の現状を書き始めて間もなくジンベイさんなる人物から「荒川の土手がセメントで固められてしまわない事を祈ります。」との
コメントを頂いた。
確かさいたま市の荒川近くにかって住んだことがあるという方だったが、まさにその通りになりつつあるのは非常に残念だ。
錦乃原桜草園は草刈りがされ、旧大久保樋管は取り壊し工事が始まっています
旧大久保樋管 | 農道に長く伸びる影 |
錦乃原桜草園はきれいにヨシ刈がされていた。まだ一部には刈られた草が積まれていたので、つい最近作業したようだ。
昭和築堤の荒川グランド側はいよいよ底辺の拡幅工事が始まった。ここは河川敷から積み上げるので大変だ。前段工事として大久保
樋管が少し下流に移されて、役目を終わった旧大久保樋管は取り壊しが始まる。
道場の飛び地の原野に寄った帰りに雲に隠れていた夕日がまぶしく一面を照らした。黄金色に輝く辺り一面の中、農道に長い自分の
影ができて、何となく懐かしさを感じた。
平成28年1月12日作成