<クコ(枸杞)>木本

ナス科クコ属

学名(属名+種小名)Lycium chinense

属名のLyciumは中央アジアのLycia地方に生えていた刺の多い灌木のlycionのギリシャ古名を転用したもの。クコ属にも刺があるため。 種小名のchinenseは中国の意。
クコ 枸杞
撮影:左は2009年11月10日、右は2008年12月7日いずれも荒川河川敷にて
※上の写真はクリックすると大きくなります
互生。葉身は長さや2〜4p。縁は全縁、両面無毛 根・茎 枝は稜があり葉腋や枝先に刺がある
7〜11月短枝の葉腋に淡紫色の花が1〜3個付く 果 実 長さ約1.5pの楕円形の液果
高さ 高さ1〜2mの常緑小低木 花 期 7〜11月
生育地 日当たりの良い原野、河川敷、土手、林縁など 分 布 北海道を除く日本、朝鮮半島、中国など
別 名
花言葉 お互いに忘れましょう。誠実
渡 来 東アジアの熱帯から温帯に広く分布 近似種一属一種

和   名 漢名の枸杞を音読みしたもの。
ナス科には草本が多いが小高木もあり、花は普通両性花で5数性のものが多い。果実にはジャ ガイモ、ナス、トマト、タバコ、トウガラシなど重要な種類が多い。
雑   記 果実を乾燥したものを枸杞子(くこし)といい、煎じたり、枸杞酒としたりして強壮剤とする。樹皮は地骨皮(じこっぴ)といい、解熱に 用いる。若葉は枸杞飯に、また茎葉は枸杞茶にして強壮薬とする。

2014年6月3日作成・2022年12月10日追補完成UP

観察ノート

枸杞の枯花 液果の列
枯れて脱色状態のクコの花 クコの実のブリッジ