秋ヶ瀬緑道橋のたもとではマテバシイが花穂を立て、ナツメが花を咲かせていました
マテバシイがまだ開ききっていない雄花序と緑色がかった軸の雌花序を立て、ナツメが枝いっぱいに花を咲か
せ始めています。
マテバシイ(馬刀葉椎)はブナ科の常緑高木。雌雄同株で雄花序は新枝の葉のわきから数個が斜上する。雄花は苞のわきに1〜3個
づつ付く。雄しべは12個で花糸は約4o、花被の外に伸び出し花序全体ではブラシのように見える。緑色の軸の雌花序は少なく雌花も1〜3個。
雌花は総苞に包まれる。雌花序の上部にしばしば雄花が付くという。
ナツメ(棗)はクロウメモドキ科の落葉小高木。直径約5oの黄緑色の花は短枝に叢生する小枝の葉腋に数個づつ付く。花弁は萼片より小
さく小さなさじ形で広卵形の萼の間からみられる。それぞれ5個。
サワトラノオは花から実の季節に移りつつあります
5月8日に見つけたサワトラノオは花から実の季節に
移り始めていた。
近所で農作業をしていた方に聞くと、ここを管理していた方は高齢で農作業が難しくなったらしい。でも心配なのはヨシ
などが伸びすぎてしまうと刈られてしまうので、そんな話もすると取り敢えず、今シーズンはこのままだろうとの答えだった。
取り敢えずは無くなる心配はなさそうだが、とにかく休耕田なので何時生育地を奪われてしまうか心配だ。サクラソウ科
なので、刮ハだがとにかく小さい。種子を採取して育てるのは非常に難しそうだ。
刮ハ:心皮の数に応じて果皮が裂開する。サクラソウの場合は上下に割れる蓋果。
とにかく9年振りに現れたサワトラノオだけにまた無くなってしまっては元も子もない。上尾道路で移植したものはあまり
上手くいっていないとも聞くのでどうしたらいいかが思案中だ。
9年振りに出会ったサワトラノオを参照下さい。
道場4丁目ではミゾコウジュが群生し、原野ではネズミムギが繁茂していました
ミゾコウジュの茎葉は対生し細かいしわがある。、稜がある茎には上向きの毛が密生する。
堤防内の原野は今年はオオブタクサの駆除などをしなかったので、しばらく来ないでいたらネズミムギが群生し、腰以上
に伸びて歩くにも大変だった。
クサフジが一面に花を咲かせ、シオデがアスパラのような枝先を立てノカラマツが蕾をつけ始めていた。
花粉の季節で雄しべを伸ばしたネズミムギ | クサフジの赤紫の花が鮮やかでした | ノカラマツを這い上るシオデ |
目の前で囀っていたヒバリの動画は幻に終わりました
西遊馬上築堤工事の公園側の工事現場を見ているとヒバリが囀り始めた。
かなり近くに聞こえ、アチコチ見上げたが姿形が無い。何とすぐ近く5メートルくらいの杭に止まっていた。カメラを向
けても囀り続けている。
動画を撮ろうと慌ててボタンを操作した。絶好のチャンスと興奮していつもの簡易操作でなくボタンを回したのが失敗だ
った。ボタンを回しただけでスタートを押さなかった。
鳴き終わった頃もしかしてと気づいても後の祭り。撮れたのは左の1枚きり、すぐに飛んで行ってしまった。
平成28年6月29日作成