ニガクサの花は唇弁が非常に大きく目立ちます。
翌29日は関東甲信が梅雨明けした模様との気象庁の発表があった。平年より8日、昨年より30日遅いという。
27日は三重県に上陸した台風6号の余波で雨は降らなかったものの強い風が吹き荒れた。
28日は朝方は雲が多く涼しい感じもあったので10時過ぎに意を決して青葉園に向かった。途中堤防に上がった頃から青空が広がり始め
真夏の日差しが降り注いだ。
自転車道迂回路を右折せずにゴルフ場に沿って非舗装道を直進するとオオブタクサなど大型植物が繁茂する荒地に入る。
ここは自然のままなので色々な事に出会えて面白い。今回はシソ科の
ニガクサが花を咲かせていた。
ニガクサ(苦草) 北海道から九州まで広く分布し明るい湿地に生える多年草。茎は四角で直立し、葉は対生する。先端は鋭くとがり
縁には不揃いな鋸歯がある。花は淡紅色小形の唇形花で上唇は非常に小さく、深く2裂し、下唇は極めて大きく3裂し、中央の裂片のみ大きい。雄しべは4本、
萼は開花期にしばしば虫こぶとなる。苦草の意味であるが、茎や葉は苦くない。(新牧野日本植物図鑑)
ニガクサツボミフクレフシ 形成者はヒゲブトグンバイで蕾が変形・肥大し黄緑から淡紅色になる。
左はニガクサの花のUP。雄しべ4本の内2本が長いのも分かる。
上はニガクサのほとんどの蕾がニガクサツボミフクレフシの 虫えいにおかされている。
上はニガクサのほとんどの蕾がニガクサツボミフクレフシの 虫えいにおかされている。
ツル植物が元気で自転車道迂回路の両側を埋め尽くしていました
夜咲く花のカラスウリの雄花の蕾がたくさん見られました。ノブドウは色々な成長段階が見られます。
ママコノシリヌグイは刺のある4稜の茎に丸い托葉。
APG分類ではキョウチクトウ科のガガイモ
いつもはツル植物の最後に現れ、大きな葉でカラスウリなどの蔓植物を覆い尽くすアレチウリがもう姿を見せていました
ツヅラフジ科のアオツヅラフジ、別名カミエビ | アカネ科のヘクソカヅラ、別名ヤイトバナ |
ヤマノイモ科のニガカシュウは雌雄異株、雌株は少ないが珠芽で増える | ヤマノイモの雄花序は葉腋から直立し白い小さな花をつける。雌花は下垂する |
「熱中症に注意してこまめに水分補給をして下さい。」との注意が連日テレビでも新聞でもされているが、今日は青葉園でお墓参りを
している内に軽いめまいを感じ早々に休憩所に入った。椅子に横になって2〜30分まどろんで元気回復。でも帰路はアオツヅラフジを撮っただけで帰宅した。
水田にはオモダカの花が咲き、ツルフジバカマにキタキチョウ
ツルフジバカマの旗弁の舷部と爪部同長。キタキチョウは日中緩やかに飛翔し、マメ科やハギ類が食草。
オモダカ科のオモダカは 雌雄異株。左上の黄色い雄しべが雄花、緑が雌花。別名ハナグワイ
オモダカ科のオモダカは 雌雄異株。左上の黄色い雄しべが雄花、緑が雌花。別名ハナグワイ
ツルフジバカマはクサフジより花期が遅かったが年々早くなりクサフジとほとんど同時期に見られる。
令和元年8月17日作成