今日9月26日は自生地を守る会会員の第3回目の観察会でお天気が良く14〜5名の出席があった。中国の留学生のランさんも現れたがやはり日本語が 不自由のようで少し可哀想だった。
23日の秋分の日にはまだ蕾だったさくら草橋から羽倉橋にかけての秋ヶ瀬堤防のヒガンバナは7〜8分咲きで少し早めだったが見事に堤防を彩っていた。

 桜草橋から見た荒川堤防はヒガンバナの紅色が長い一本の線のようでした

桜草橋から遠望した荒川堤防
桜草橋上から遠望した堤防のノリ面は鴨川側でキレイに除草されていた
天端の両側を彩るヒガンバナ
堤防上に上がると天端の左右をヒガンバナが赤く彩っていた。
荒地に咲くヒガンバナ
河川敷の荒地でもヒガンバナが多く見られた。上はアレチウリが繁茂する自転車道迂回路脇に咲く花

 ゴルフ場脇を走る自転車道の両側はアレチウリの天下でした

塚本地区の自転車道迂回路の両側はアレチウリが 他のつる草をも覆い尽くす勢いだった。
アレチウリ花
自転車道迂回路の両側はアレチウリが我も我もと蔓先をもたげていました
アレチウリ
アレチウリ花
アレチウリの雄花序はまばらに花が付き、花径は約1pで花糸と葯が合着してキノコ状になっている。雌花序は短くて まとまって花が付く。柱頭は3個(野に咲く花)

 コガマの穂を撮って戻るあぜ道でミズワラビが見られました

耕作放棄地に群生するヨシの中のコガマが穂をつけたろうと思いあぜ道に入ると久し振りにミズワラビを見つけた。い つも入る所なのに今まで気が付かなかった。
穂をつけたヨシ
ミズワラビ
ミズワラビはホウライシダ科の一年生の水生植物。埼玉カテゴリーで準絶滅危惧(NT)。埼玉県のレッドデータブックによ ると主な生育地の水田への農薬使用が少なくなってきたため、個体数の増加が見られる。とあり、嬉しい傾向だ。
イヌガラシ コガマ
畔などに多いイヌガラシ コガマ
イヌガラシとスカシタゴボウは水田や道端に多く見られる。同じ黄色の十字状花をつけるが、果実は前者が弓形に曲が る細い円柱形に対して後者は卵円形で長さは約5ミリに過ぎず、ほぼ同じ長さの柄に付く。

 塚本の横堤でツルボ、薬師堂近く辺でハッカ、最後にシムラニンジンも見られた

お彼岸に姉が墓参りに行ってくれたのでこの日は西遊馬までで、荒川河川敷の往復だけだった。
シムラニンジン
ツルボ
あまり珍しいものはなかったが、その個所箇所でそれぞれの花は見られた。
令和元年11月1日作成