黙っていては何も変わりません。当事者が機能を重視するのは当然です
11月12日(日)に桜環境センターで開催される桜エコ・フェスタ2023で
「黙っていたら、荒川調節池は”さいたま市民には何も”もたらしてくれません」
をコンセプトに展示を予定しています。
@現在造成中の囲繞堤(いぎょうてい)は従来のさいたま築堤と同じ堤防を考えているようで、高さなどは多少低くなるものの従来通り仕上げは芝張をして完了予定のようです。現在の左岸堤防はセイバンモロコシ天国です。従来通りならまた外来種天国の堤防を増やすだけです。
A池内水路は保守点検が楽なように3面張り水路という底辺や両側を全てセメントで固めた形になるようです。これは生態系や景観に配慮することが難しく流速が早くなり、水生植物魚類などの生息・生育に適した環境を作る事ができません。二面張り水路や土水路を考えるべきです。
Bそして池内水路の両側の管理用通路は機能を重視してアスファルト舗装をするようです。でもこれでは草も生えず虫も住めません。単なる便利だけのグレーインフラができるだけです。
参考までに国土交通省中部地方整備局沼津河川国道事務所のH.PのQ&Aコーナーより
よくあるご質問の代表的なものの回答(抜粋)
近年は生態系に対する研究が進められたことや技術力等の向上により安全性は勿論の事多自然型護岸の考え方を進めより環境に配慮した護岸整備を行っています。との記述の後に狩野川での整備例として自然石等をブロックに使用した護岸。護岸の表面に植物が根付くような護岸とか魚の巣となる凹部を設けるなどを挙げています。
河川敷は人々の憩いの場であり同時に河川環境の保全が強く望まれています。といい、環境護岸として魚が棲み、草が生える生物にとって優しい護岸を工夫しています。とあります。
素晴らしい事です。でも、その基本には住民が声を上げている前提があります。
とにかくさいたま市に新しい堤防が作られているのですから我々は声を上げねばなりません。是非声を上げてください。
工事地には久しぶりに活発な工事音が響いていました
早く出るつもりが中土手橋から荒川堤防に上がったのは8時少し前になってしまった。
除草が8月最終日と遅かったので他の草の伸びが遅くヒガンバナの茎が目立った
建設DXの看板の先が工事現場の入り口になっていて丁度現場勤務の人たちの出勤時間だったようで車や自転車が門扉を引き開けていた。
週休2日制もあるのか工事音がしない工事地を多く見てきた気がするが、この日は重機の音が響き、ダンプの操作音やエンジン音も聞かれて工事現場に来たとの実感がわいた。
工事現場はやはりこうでなくてはとの気持ちが強くなり音も採れる動画に切り替えて色々撮りまくって気持ちも高揚し楽しかった。
一段と高くなった囲繞堤らしき所からダンプが次々と土砂を運び出していた
自転車道との境にはアレチウリなどが伸び放題だ。こんな所になんでエノコログサがからんでいる(上の写真)のか不思議に思った。でも近くに寄ってよく見るとなんと毛虫で、うごめいていた。周りのアレチウリもかなり食い荒らされていた。何の幼虫だろうと調べてみるとヒトリガ科のスジモンヒトリの幼虫だった。
いよいよ錦ヶ原カントリークラブのクラブハウスが撤去されました
工事の始まった時から境を作ってここから上流はゴルフ場を運営していたが、この日には現場のクラブハウスが撤去されていました。
取り敢えずの区切りの錦乃原ゴルフ場のクラブハウス手前まで整地されていました
この日は大きな折り畳み式のクレーンも見られて工事たけなわと感じさせられた。
工事地の区切りの所まで自転車道と並行の水路が見られました。今までは無かったような気もするが、池内水路にしては囲繞堤からは離れ過ぎの感じがします。
荒川第二・三調節池工事が行われています
荒川第二・三調節池工事は通常では見えないところで行われていますが、確実に進んでいるので概要図は掲載していきます。
上記は荒川上流河川事務所のH.Pの荒川洪水調節池の整備より