<アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)>

タデ科イヌタデ属

学名(属名+種小名)Persicaria sieboldi

属名Persicariaはpersica(桃)に似ているという意味。葉が桃に似ている事から。種小名はシーボルトの意
アキノウナギツカミ 秋の鰻掴み
撮影:左は07年10月11日、右は07年10月7日いずれも荒川河川敷にて
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互生し、披針状ヤジリ形。横には張り出さない 根・茎 逆向きの刺があり他物にひっかかる
下部が白色で上に紅。花弁は無いく 果 実 痩果は萼に包まれ3稜がある
高さ 茎は長く四方に分枝し1mくらいになる 花 期 6月〜10月
生育地 湿地水辺に生える1年草 分 布 日本全土
別 名 アキノウナギツル 花言葉 好奇心旺盛な(刺で何にでも絡みつく)
渡 来 在来種 近似種ミゾソバ

和   名 鰻掴み、鰻蔓はともに茎の下向きの刺は鰻がつかみ易いだろうという事から。
雑   記 ミゾソバと比べると何処かの監督の言葉の「ヒマワリとツキミソウ」くらいの差がある気がする。ミゾソバは常に明るい太陽の下で目に付きやすい所に群生している。それに比べてアキノウナギツカミは比較的目立たない所に群生し、花は長い茎の上に固まって付くので華やかさが無い。そのくせよく見ると白い花(萼)の上の赤が可愛い。
今年(07年)は台風9号で冠水した堤防内の荒地には鰻掴みの群生が目立った。去年はクズやカナムグラ、オオブタクサが繁茂していた荒地に紅葉した群生と未だ緑の群生が少し間隔を置いて見られた。

07年10月21日改訂

観察ノート

アキノウナギツカミ群生
荒地の中の方に群落を作っていました。去年は大型の雑草が繁茂していた所です 07年10月11日 道場飛地