<バラモンギク(婆羅門菊)>

キク科バラモンジン属

学名(属名+種小名)Tragopogon pratensis

属名はtragos(ヤギ)+pogon(ひげ)が語源で、著しい冠毛の故、種小名のpratensisは草原生の意
バラモンギク 婆羅門菊
撮影:09年4月30日さいたま市桜区の荒川堤にて
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長さ10〜30p基部は広がって半ば茎を抱く 根・茎 根は太いごぼう根。茎の先は太くならない
径約4pほど、舌状花のみで平均約75個 果 実 痩果は約2pの冠毛に付く
高さ 長さ30〜120cm 花 期 4月〜6月
生育地 土手や草はら 分 布 北海道、本州
別 名 キバナザキバラモンジン、キバナムギナデシコ 花言葉 ひらめきの早い(咲いて短い時間で閉じる)
渡 来1877年ごろ食用または観賞用として渡来近似種 バラモンジン

和   名 バラモンジン(婆羅門参)はヒガンバナ科の仙茅(キンバイザサ)の中国名で不適当とムギナデシコ(麦撫子)にした牧 野に対して、分類的にはあまり感心しないのでバラモンジンにもどしたと新牧野日本植物図鑑に書かれている。
いずれにしてもバラモンギク、キバナザキバラモンジンは青紫色のバラモンジンに対して同属の黄色い花という事の日本名。そし てキバナバラモンジンはキクゴボウの別名なので用いない方がいいと、わざわざキバナザキバラモンジンにし た理由が日本の帰化植物にあった。
雑   記 朝開いてお昼頃までに閉じてしまう水田雑草は多いが、朝日を浴びて開き9時頃には閉じてしまう花は初めてだった。でも1日 花ではない。そしてまだ咲き始め頃なので閉じるのが早い事もありそうだ。6月頃になるともっと遅く昼ごろまで咲いているよう だ。
朝早くから咲く黄色の大輪の花は目立つと共に光線が集まり暖かくもあるのだろう、多くの蜂たちが来ていた。

09年5月1日作成

婆羅門菊 婆羅門菊
花が大きくても蜂は必ず一匹でした 別名のムギナデシコの由来の一つは葉が麦に似る事