<カスマグサ(カス間草)>

マメ科ソラマメ属

学名(属名+種小名)Vicia tetrasperma

属名はラテン語のvincire(巻き付く)が語源で、この属につる性の植物が多い故という。種小名のtetrasperma は4種子の意
カスマグサ カス間草
撮影:09年4月14日さいたま市桜区の荒川堤にて
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小葉は8〜12枚明るい緑色、先は丸み 根・茎 茎は細くて無毛
淡青紫色の蝶形花を普通2個つける 果 実 豆果は無毛で長楕円形
高さ 長さ30〜60cm 花 期 4月〜5月
生育地 土手や草はら 分 布 本州から沖縄
別 名 花言葉 負けず嫌い(両者の中間で頑張る)
渡 来在来種近似種 スズメノエンドウカラスノエンドウ

和   名 カス間草の意味でカラスノエンドウ(別名ヤハズエンドウ)とスズメノエンドウの中間であることからという。でもつ けた人は知恵者ですね。植物の名前には感心するものが多いがこのような例は他にもあるのでしょうか。
雑   記 カスマグサは長い花柄があり、カラスノエンドウのような腺点が無い事、スズメノエンドウより花が少ない事と小葉が少し大き く少ない事で区別できるというが、両者に比べて案外少ない。私は一昨年あたりからスズメノエンドウを見ると探してみたが結構 無くて今回偶然に見つけました。

09年4月21日作成