<チゴザサ(稚児笹)>

イネ科チゴザサ属

学名(属名+種小名)Isachne globosa

種小名は球形の意。小穂が球形な事から
チゴザサ 稚児笹
撮影:07年7月7日 桜区塚本辺りの荒川堤防内休耕地
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葉身は薄いが硬い。葉舌は毛の列となる 根・茎 地下茎は長く這い茎は硬い
小穂は枝先につき長さ約2ミリ 果 実 2個の小花は完全花で結実する
高さ 40p 花 期 7月〜8月
生育地 畦などの水湿地に群生する 分 布 北海道〜沖縄
別 名 夜這いツル(岡山の一部) 花言葉 ナイーブな神経を持った(房状の柱頭)
渡 来 在来種 近似種

和   名 稚児笹は読んで字の如しで小さい笹な事から。別名の「夜這いツル」はやっかいな水田雑草を表わしたものといわれ、繁殖力の強さを表わしている。
尚、同じイネ科のメダケの仲間のケネザサの白斑入り種もチゴザサ(別名シマタケ)といわれる。
雑   記 雌しべの柱頭が紫がかったピンクで小さいけれども鮮やかな色が目立ちました。枝も細く少しの風でも揺れて被写体としてはやっかいな植物です。でもこのような小さな花はズームで撮って後で見てみると肉眼では見えなかった虫がいたり、花のつくりが巧妙だったりして面白いものがあります。この稚児笹もこんなにきれいなピンク色の柱頭がふさふさした毛状なのはパソコンに移して気づきました。

07年7月17日作成・08年7月5日改訂

観察ノート

チゴザサ群生 チゴザサ苞頴
08年6月27日 西区三条町の休耕田の稚児笹群生 08年6月27日 西区三条町の休耕田の苞頴アップ