撮影:左は2015年5月23日、右は2022年3月5日いずれもサクラソウ自生地にて | |
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葉 | 葉は幅15〜30cmの腎円形で基部は深い心形、はじめ毛があるが後に無毛 | 根・茎 | 根は地中を横に這い繁殖する。早春の苞に包まれた花茎はフキノトウと呼ばれ、花後枯れる。 |
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花 | 雌雄異株。雄株の頭花はすべて両性花で黄色味を帯びる。雌株は細い糸状の雌花を多数つけ、両性花が多少混じる。 | 果 実 | そう果は長さ約3.5oの円柱形。冠毛は約1.2p |
高さ | 雄株は高さ10〜25pになり、雌株は高さ45pくらいまで伸びる。 | 花 期 | 3〜5月 |
生育地 | 山野に生える多年草 | 分 布 | 日本原産で日本全土、中国でも見られる |
別 名 | アオブキ、ノブキ | 花言葉 | 公正な裁き、待望 |
渡 来 | 日本原産 | 近似種 | アキタブキ |
和 名 | フキの古名「山生吹」(やまふふき)がフキの名前の由来。山は自生地を示し、生吹は元気よく伸びることを表現。ヤマが取れてフが取れてフキだけが名として残ったと考えられる(野草の名前)。フユキ(冬黄)の中略。冬に黄色の花を咲かせるため(花と樹の事典)などがある。 はやりのCopilotに聞いてみたら新井白石の説として「フキはフブキの略で、フブキとは茎を折った時、繊維が糸のように出てくることをさす」と述べているとの答えだった。 大概の名の由来は書いている牧野日本植物図鑑では何も触れていない。 |
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雑 記 | とにかく春一番で芽を出すフキノトウはサクラソウ自生地で立春にも見られることもあって春到来を告げる貴重な植物だ。まだ緑の少ない早春の野山で見られた時も本当に嬉しい。 若草色の芽生えは周囲の緑の生長と共に雄株のフキノトウは間もなく枯れる。そして雌株だけが大きくなって花を咲かせ痩果を飛ばす。この頃はあまりきれいとは言えないが長い冠毛の付いた種子を飛ばすと、今度は葉が伸びだす。葉柄は太さ1pくらい、高さは60pくらいになり、幅15〜30cmの腎円形の大きな葉をつける。この葉柄があのチョット苦みのあるきゃらぶきになる。きゃらぶきは決して茎ではありません。 |
2023年9月19日作成
2024年2月4日立春の自生地に伸びだしたフキノトウ | 茎の下半分は地表をはい回り枝が多く、地下に根茎も多く伸ばす |