マメ科ハリエンジュ属
学名(属名+種小名)Robinia pseudo-acacia
属名Robiniaはニセアカシアをカナダからフランスに輸入した園芸家Jean Robinに因む。種小名のPseudo-acaciaは偽のアカシアの意。
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撮影:2013年5月30日、群馬県水上町にて |
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葉 |
12〜25cmの奇数羽状複葉。小葉は3〜9対 |
根・茎 |
枝には托葉が変化した刺がある |
花 |
総状花序に芳香のある白い蝶形花をつける |
果 実 |
豆果は5〜10p、中に黒褐色の種子 |
高さ |
高さ25mになる落葉高木 |
花 期 |
5〜6月 |
生育地 |
河川や海岸などに繁茂 |
分 布 |
全土で街路樹、公園樹、砂防・土止めに植栽 |
別 名 |
ニセアカシア(=アカシア) |
花言葉 |
慕情 |
渡 来 |
北米原産で1873年に導入 |
近似種 | |
和 名 |
エンジュは中国原産の落葉高木で、夏に淡黄白色の蝶形花を上向きの円錐花序につける。花は多数つけるがハリエンジュよりは小さく地味な印象。
ハリエンジュは長さ1.5〜2cmの花を下向きの総状花序につけ、エンジュに似て刺がある事から。 通称のニセアカシアは種小名のPseudo-acaciaの直訳。 |
雑 記 |
2013年の5月末に水上温泉に2泊した。周囲の山々が白色の花をいっぱいにつけた木で彩られていた。名前がナカナカ思い出せず、ホテルのフロントに
聞いてやっとニセアカシアと得心した。
札幌大通公園で芳香に包まれた事や、自宅近くの笹目川畔で豪華な花序を目の当たりにしたのを思い出した。 フロントもいつの間にか増えてしまった
と言っていたが、それにしても多すぎると思っていたら何と要注意外来生物に指定されていた。上質の蜜源でマメ科特有の根粒菌もあるが、生命力が強く
希少植物を含む在来種を駆逐する恐れがあるからだという。夏の季語。
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2013年9月16日作成
観察ノート
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蝶形花の豪華な総状花序 2003年5月5日 |
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