<ヒナギキョウ(雛桔梗)>

キキョウ科ヒナギキョウ属

学名(属名+種小名)Wahlenbergia marginata(Triodanis biflora)

属名は19世紀スェーデンの植物学者の名にちなむ。種小名は「縁取りのある」との意味
ヒナギキョウ 雛桔梗
撮影:06年6月8日 皇居前通り大手門近くの街路樹植込みにて
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無柄で互生し、長さ2〜4p 根・茎 茎は角ばって数本の稜。切ると乳液がでる
開放花は径約1.5cmで少数。閉鎖花もつける 果 実 刮ハは円筒形で長さ約7o
高さ 15〜40p 花 期 5月〜8月
生育地 暖地の道端等に生える多年草 分 布 宮城県と神奈川県以西〜九州に分布
別 名 ヒメダンダンキキョウ 花言葉 陽気で明るい(目立つ所に生える)
渡 来 1931年に標本採取。原産地北アメリカ 近似種 キキョウソウ

和   名雛桔梗は花が桔梗草に似て少し小さく、色が淡紫色で桔梗草より薄い事などから。 別名のヒメダンダンキキョウは閉鎖花などが段々重ねについているように見える事から。
属の分け方により和名もヒナギキョウとヒナキキョウソウの二通りがあり、図鑑の表示も異なる。
雑   記ヒナギキョウ属(Wahlenbergia)とする見解とキキョウソウ属(Triodanis)に含める見解があるようだが後者の方が比較的新しい図鑑に多いようだ。花柱の先が桔梗では5裂するが雛桔梗では3裂で子房の中も3室に分かれるという。葉はキキョウソウと違って茎を抱かない。
皇居前通りの大手門に近い街路樹の植込みのアチコチに咲いていたが、花がきれいなので、他の雑草が抜かれても残されているようだ。

07年1月27日作成