<ホトケノザ(仏の座)>

シソ科オドリコソウ属

学名(属名+種小名)Lamium amplexicaule

属名は一説にギリシャ語でlaiposは喉、花の筒が長くて喉状に見えることから。種小名は茎を抱くの意
ガガイモ 蘿芋
撮影:左は07年3月16日荒川土手 右は08年11月17日道場4丁目にて
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下部は長い柄があり上部は茎を抱きあう 根・茎 細くて4稜があり下部で多数枝分かれする
長さ約20oで細長い筒の先は2唇に分かれる 果 実 果実は4個づつ付く
高さ 10〜30p 花 期 2月〜6月とされるが11〜12月の返り花もある
生育地 田の畦、空地、道端などに生育する越年草 分 布 本州、四国、九州
別 名 三階草(さんがいぐさ) 花言葉 小さな幸せ(早春可憐な花を咲かせる)
渡 来 在来種 近似種カキドオシ、ヒメオドリコソウ

和   名 2枚の葉が四角い茎を両側から抱くようにつき、その形が仏像の台座(蓮華座)に似ている事が名前の由来。 三階草は葉が階段状につく事から。
尚、春の七草のホトケノザはコオニタビラコの事。本種はまずくて食べられないと言う。
雑   記 秋も深まって初冬のほとんど土色の世界にチラホラと紅紫色の花を咲かせたり、春まだ浅く他の植物が花を咲かせる前にひだまりの斜面に群生したりする。小さな奇妙な形の花だがその色の鮮やかさが目に沁み心を和ませる。07年2月上旬には桜区道場4丁目の駐車場の斜面に仏の座とオオイヌノフグリの群生が見られた。
閉鎖花を多くつけ、中には開放花がない株もある。

07年12月6日改訂・12年7月18日改訂

観察ノート

白花仏の座 ホトケノザの花
ホトケノザの白花 07年3月16日 上唇は上に伸び下唇は3裂し中央裂片はさらに2裂する
白花仏の座群生 白花仏の座
07年3月白花のホトケノザを見つけた同じ荒川土手で08年にはもっと素晴らしい群生を見つけ ました。将にホトケノザとは花が白いと思わせるような光景でした。 08年3月27日 西区荒川土手