タデ科イヌタデ属
学名(属名+種小名)Persicaria perfoliata
種小名のperfolisataは貫生葉のとか抱茎のの意味
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撮影:左は06年8月17日、右は7月11日いずれも桜区道場5丁目にて |
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葉 |
葉は互生し白緑色、長さ2〜4pでほぼ3角形 |
根・茎 |
鋭い逆向きの刺がある。托葉鞘は茎を抱く |
花 |
花被(萼)は緑白色で5深裂し長さ3o。 |
果 実 |
萼が美しいルリ色になる。痩果は球形で黒色 |
高さ |
長さ1〜2メートルになる |
花 期 |
7月〜10月 |
生育地 |
川原や路傍に生えるつる状の植物 |
分 布 |
北海道から南西諸島、東アジアにも |
別 名 |
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花言葉 |
正体不明の(花を見ることが少ない) |
渡 来 | 稲の伝来と共に渡来した史前帰化植物
| 近似種 |
ママコノシリヌグイ、アキノウナギツカミ
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和 名 |
語源はハッキリしないが、果実の姿から石実皮説が有力のようだ。
「地名説と石膠(にかわ)説がある。大阪にある石見川付近で採れるこの草の薬効が最も優れているからという説。また「和漢三才図会」は
骨を膠のように接ぐのでこの名があるといっている」(野草大百科)の説もある。 |
雑 記 |
萼の色は緑白色から紅紫色、青藍色へと変化するが、花を開いている
ところはあまり見ない。初秋の頃、湿地で枝の先端に数個の小さな丸い萼を円形の包葉に乗せ、湿地全体を緑白色に染めている様子は非常に爽
やか。でも晩秋に荒地などで植物の上を覆い、奇妙な形の緑白色や紅紫色、青藍色の丸い玉をつけている姿はなにやら不気味にも感じる。時期
や生育地によりずいぶん感じ方が違う植物。
一番近い種として継子の尻拭いがあげられるが、刺は石実皮の方が大きくて強い。
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06年11月24日作成 07年10月1日更改