撮影:左は08年10月16日さいたま市西区、右は08年11月15日さいたま市桜区にて | |
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葉 | 羽状複葉で3〜5の小葉がつく | 根・茎 | 茎は4稜で細かい毛が多い |
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花 | 頭花は普通管状花のみ | 果 実 | 線形で先に多くは3本の刺がある |
高さ | 60〜100p | 花 期 | 9月〜11月 |
生育地 | 荒地や路傍、河川敷など | 分 布 | 本州〜沖縄 |
別 名 | 花言葉 | 味わい深い(よく見るときれい) | |
渡 来 | 熱帯アメリカ原産で明治の後期に渡来 | 近似種 | コシロノセンダングサ、 アメリカセンダングサ |
和 名 | 在来種のセンダングサの葉をセンダン(栴檀)の葉に見立てた。そしてセンダンより小さいのでコセンダングサ(小栴檀
草)としたという。但し、コセンダングサの葉は先があまり細まら
ず、鋸歯は先が鈍く、小葉の数も少ないといわれる。 明治の終わりごろ滋賀県や京都府で普通に見られるようになり、 大正時代に琵琶湖畔で群生していたというアメリカセンダングサと並ぶ帰化植物。在来のセンダングサ、タウコギを凌駕して繁殖 している。 |
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雑 記 | 普通花期は9〜11月とされるが、09年の12月も暖かい日が続き、コセンダングサの黄色い花がアチコチで見られる。葉が下部
に多い事もあって黒褐色の多くの枝と丸いイガイガの果実と共に咲いている花は印象があまり良くない。ただでさえ地味な花だ
が花だけの時期がかなり短いのは損をしている。 生育場所を選ばずゴミ捨て場、荒地など何処にでも咲いている印象はよく ない。でも農道沿いや田畑の縁など明るい所に群生している様は見事だ。 冬の時期少し背丈のある枯草を歩くと必ずと言って いいほど刺(細長い痩果)が付いてくるのには繁殖力の強さを感じる。 |
09年9月14日改訂 09年12月19日再改訂
花冠は先が5裂した筒状花の集まりで2つの丸い輪は雌しべ | 頭花の断面 筒状の小花が独立してつき、鱗片も見える |
1から順に痩果が丸く成熟する変化の過程 | 成熟した痩果と円内はヒッツキ虫の3本の正体のノギ |
中央の花床に痩果が1本1本入っていたのが分かる |