撮影:07年8月13日 桜区荒川河川敷にて | |
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葉 | 大きな3出複葉。小葉は浅く裂ける | 根・茎 | 茎は蔓性で、地下茎は肥大し食用にした |
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花 | 総状花序は15〜18p。花は長さ約2p | 果 実 | 扁平で褐色の毛が密生する豆果 |
高さ | 茎は10mにも伸びて左巻きに絡まる | 花 期 | 7月〜9月 |
生育地 | 何処にでも生えるつる性の多年草 | 分 布 | 北海道〜九州 |
別 名 | 葛蔓(くずかずら) | 花言葉 | 意外な側面の(生命力旺盛だが葉裏が白い) |
渡 来 | 在来種 | 近似種 |
和 名 | クズは一説に大和(奈良県)の国栖であり、昔国栖の人が葛粉を作って売りにきたので自然にクズと言われるようになったといい、それに中国名の葛の字を当てたといわれる |
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雑 記 | 「ほんの近ごろまで、地下茎からでんぷんをとって食用や薬用とし、葉は飼料に、茎はせんい資源にと、重要な資源植物であったが、今は薬用以外の用途は無く、木にはい上がって枯らす害草として嫌われ、飼料用として移入した米国でも害草化して困っている」(野草図鑑)と書かれているが、 この繁殖力の強さ、他の植物とは異なる成長戦略などを有効に活用できないものか、過去に利用されていたのにされなくなったのにはそれなりの理由があろうが、繁茂の仕方を見ていると何とか利用できたらと思う。 花は葉が大きくその下に隠れている事も多い。また放棄地などに繁茂しているので不法投棄の場所等汚い環境に咲く事も多くあまりきれいには見えない。でも、よく見るとマメ科特有の蝶型花は色も鮮やかで美しい。秋の七種のひとつとして山上憶良は「萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花(万葉集・巻八 1538)と詠んでいる。 |
07年8月17日作成