アカバナ科マツヨイグサ属
学名(属名+種小名)Oenothera stricta
属名はoinos(酒)+ther(野獣)で根にぶどう酒様の香気があり野獣が好むためといわれる
種小名のstrictaは硬いとか直立の意
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撮影:昭和築堤の拡幅された荒川土手にて、11年5月3日 |
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葉 |
線状披針形で中肋が白色。縁に低鋸歯 |
根・茎 |
茎は普通直立し軟毛と腺毛がある |
花 |
花径は約5pで倒卵形の花弁が4 |
果 実 |
刮ハは長楕円形で長さ2.5p |
高さ |
30〜100p |
花 期 |
5月〜7月 |
生育地 |
路傍、荒地、空地等 |
分 布 |
本州以南 |
別 名 |
ヤハズキンバイ(江戸時代) |
花言葉 |
温和、協調 |
渡 来 |
嘉永年間にオランダ船によりもたらされた |
近似種 | オオマツヨイグサ、
メマツヨイグサ |
和 名 |
マツヨイグサ(待宵草)は文字通り宵を待って咲く事から。竹久夢二の詩に曲がつけられて一世を風靡した「宵待草」は語呂
はいいが、詩人が意識して変えたのか否かは不明という。
同時期くらいに渡来したという大型の純白の花を付けるツキミソウ(Oenothera tetraptera)は野生化できず一部で栽培されて
いるにすぎないが、一般的に黄色のマツヨイグサ属がツキミソウと呼称される事もある。 |
雑 記 |
日本に帰化しているマツヨイグサ属14種の中では一番渡来が早かったというマツヨイグサは萎むと赤くなるのですぐ分る。03年
頃にはいたるところに見られた気がするが、見られなくなり今では荒川河川敷を探してもメマツヨイグサばかりだった。今回はから
ずも昭和築堤拡幅堤防で花を見つけた。消去法でマツヨイグサらしいと思ったがまだ咲き始めで萎んだ花が無く確信に至らなかった
。14日に花後の黄赤色花があり、ハッキリ同定できた。本当に
懐かしい気持ちになったが、全国的にも少なくなっているようだ。この仲間は夜咲き朝には萎んでしまう。 |
11年5月16日作成
観察ノート
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蕾のような気もしますが、刮ハでしょうか |
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