ナデシコ科ミミナグサ属
学名(属名+種小名)Cerastium holosteoides Fries var.hallaisanense
属名のCerastiumは果実の熟した形が角笛に似る事から。
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撮影:07年4月21日 小石川植物園にて |
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葉 |
葉は柄が無く暗緑色で両面とも毛がある |
根・茎 |
下部から分枝して暗紫色になる事が多い |
花 |
ややまばらに花をつけ花柄は萼より長い |
果 実 |
刮ハは円柱形、約8oで横を向く |
高さ |
15〜30p |
花 期 |
5月〜6月 |
生育地 |
畑、道端などに生える越年草 |
分 布 |
日本全土の他、朝鮮、中国にも |
別 名 |
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花言葉 | いじめられやすい(和蘭耳菜草に負けている) |
渡 来 |
日本在来種 |
近似種 | オランダミミナグサ |
和 名 |
葉がネズミの耳に似ていて若苗が食用になるので耳菜草という。大正期になって増えだしたといわれるオランダミミナグ
サに圧倒されている在来種だ。 ミミナグサは茎が暗紫色がかり、花を疎らにしか付けないのに、外来種のオランダミミナグサは
細毛や腺毛が多く淡緑色に見え、花をまとめて付け大きな群生を作る。ミミナグサは日本古来の謙譲の美徳を体現しているよう
にも見えるが・・・。 |
雑 記 |
図鑑等には道端などに普通に見られると表記されている。でもオランダミミナグサは早春より田畑や堤防に多く見られても、ミ
ミナグサはナカナカ見つからない。今回は小石川植物園の梅林に向う通路の脇の空き地の隅で偶然に見つけた。
キュウリグサをバックに咲いていたのは嬉しかったが、
外来種に押されて少なくなっている。交雑種は作らないとの事なので、その意気やアッパレと思うが、是非負けないよう自種の
繁栄を図って欲しい。 |
07年6月17日作成