撮影:左は2014年6月11日さいたま市桜区、右は2014年6月10日小石川植物園にて | |
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葉 | 互生し長卵形で三行脈が目立ち革質で薄い | 根・茎 | 樹皮は暗褐色で縦に不規則に細かく裂ける |
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花 | 淡黄緑色の小さな花が葉腋に複数つく | 果 実 | 長さ約2pの楕円形で暗紅色に熟す |
高さ | 高さ10mになる落葉小高木 | 花 期 | 6月 |
生育地 | 中国北部原産で庭木などに植栽される | 分 布 | 人家などに植栽される |
別 名 | タイソウ(大棗) | 花言葉 | 健康な果実 |
渡 来 | 奈良時代以前に渡来という | 近似種 | ハマナツメ |
和 名 | 棗は漢名で、長い枝に棘があることを意味するという。夏芽は芽立ちが遅く初夏になってようやく芽を出すことから名付けられた。 昭和16年に 発表された「あの子はたあれ」の童謡でも「なんなんナツメの花の下・・・・」と歌われている。 |
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雑 記 | 「クロウメモドキ科は薬用成分を含むものが多く、中国では生薬として用いられている。世界に約58属900種がある」(樹に咲く花)といい、中でもナツメが
よく知られているようだ。ナツメの「十分紅熟した果実を日に干したものを大棗(たいそう)と呼び、利尿、滋養強壮などの目的で各種の処方に配合される」
(花と樹の事典)とあり、果実目的に栽培され、季語も秋だ。 今迄何の木だか分からず、花から調べようとしたのは遠回りだったようだが、 小さな花は造りが面白かった。 |
2014年6月14日作成
短枝に細い小枝が束生するのがナツメの特徴 | 体長約12oのアシブトアブが吸蜜に来ました |