撮影:左は09年3月8日、右は08年12月11日、いずれもさいたま市西区の荒川河川敷にて | |
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葉 | 根生葉はロゼットになり茎葉は茎を抱く | 根・茎 | 茎は根際で分枝し直立する |
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花 | 径4oの白い十字状花が総状花序につく | 果 実 | 倒三角形の果実は多数の種子を含む |
高さ | 10〜40cm | 花 期 | 3月〜5月 |
生育地 | 堤防、草はら、空地など至る所 | 分 布 | 日本全土 |
別 名 | ペンペングサ、婆の巾着(尾張地方) | 花言葉 | 誰にも親しまれる(至る所にある) |
渡 来 | 在来種 | 近似種 | イヌナズナ、グンバイナズナ |
和 名 | 撫でたい程愛する菜の意味の撫で菜がナズナに転訛したとの説が一般的のようだが、同じ撫でるの意味でも「春の七草がい
ずれも新年の儀式の美称や縁起名を思わせる。ナズナの語源を撫で菜とすれば、これも身体を撫でてけがれを祓ったのであろうか」
(植物ごよみ 湯浅浩史)との推論もある。 また夏になると見られなくなるので夏なき菜が転訛してナズナになったとの説も あるようだが、夏には姿を消す植物は他にもたくさんあるのでいかにもこじつけくさい。 別名のペンペン草、婆の巾着はい ずれも果実の形からで種小名の羊飼いの財布とあわせて広く人に親しまれた証拠のようだ。 |
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雑 記 |
春の七草の代表的なひとつ。前年の秋から芽生え
る越年草で花期は春が一般的だが、春や夏に芽生える一
年草もあり、刈り取りなどにも対応している典型的な人里植物。 尚、ナズナの根生葉などロゼットの葉は深く切れ込むもの が多いが、これは細胞分裂を促進するプリン誘導体の形成が悪いために切れ込んでしまうという。 |
09年5月20日改訂
アブラナ科は十字状花で雄しべは6本で内側の4本が長い |