ユリ科(APG分類ではヒガンバナ科)ネギ属
学名(属名+種小名)Allium grayi
属名のアルリウムはニンニンクの古いラテン名。種小名は北米の分類学者の名
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撮影:07年6月7日 桜区道場4丁目の農道脇 |
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葉 |
線形で長さ約25p、中空 |
根・茎 |
白い食用になる鱗茎をつける |
花 |
外・内花被とも3、雄しべ6、雌しべ1 |
果 実 |
地下の球形に近い鱗茎 |
高さ |
50〜80p |
花 期 |
5月〜6月 |
生育地 |
土手。畦道、道端などにごく普通 |
分 布 |
北海道〜沖縄 |
別 名 |
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花言葉 |
胸の高まり、よろこび |
渡 来 |
在来種 |
近似種 | ニラ、アサツキ、ヤマラッキョウ |
和 名 |
蒜とはネギやニンニクの事を言い、その鱗茎を噛むとヒリヒリする事からといわれ、野にあることから野蒜といわれる。 葉と共に茎や鱗茎が食用になるが、鱗茎は酢に漬けて食べるとラッキョウやニラに似た味がし、春の野草として人気があるようです。 |
雑 記 |
5月初旬頃茎の先に2枚の苞に包まれた、白い小さなとんがり帽子のような蕾をつけて風に揺れています。この頃荒川土手には野蒜の鱗茎堀りの人が見られます。やがて花穂が出て白い紫色がかった繊細な花をつけるが、褐色のムカゴ(珠芽)もたくさんつけます。花が無く珠芽だけの個体も多いのは人間の暮らしている場所に生え刈り取られるのを免れるためともいわれます。珠芽は茎頂で発芽するものもあるが、地上に落ちて繁殖する。ムカゴ、根、種の三通りで繁殖し、生命力が強い。ただし食べられる野草扱いなのでよく似たタマスダレなどが混入したのを食べて食中毒を起こした例もあるので気を付けたい。 |
07年7月13日作成・2023年5月28日改訂
観察ノート
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農道脇にノビルが群生していました 06年5月30日 |
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