キク科キオン属
学名(属名+種小名)Senecio vulgaris
属名のSenecioはsenex(老人)に由来するラテン名。多くの種に灰白色の冠毛のある事による。
種小名のvulgarisは普通の意
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撮影:左は2015年2月27日右は2023年5月27日いずれも荒川河川敷にて |
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葉 |
葉は互生し不規則に裂ける |
根・茎 |
茎は水気が多くて柔らかい |
花 |
頭花は黄色の筒状花だけからなる |
果 実 |
そう果は円柱形で冠毛はとれ易い |
高さ |
10〜30センチの一年草 |
花 期 |
ほぼ通年 |
生育地 |
堤防や空地、道端など |
分 布 |
明治の初めに渡来し日本全土 |
別 名 |
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花言葉 |
一致、合流 |
渡 来 |
明治初期にヨーロパから渡来 |
近似種 | サワオグルマ、サワギク |
和 名 |
ボロギクとはサワギクの別名。灰白色の冠毛をボロに見立てたといい、サワギクに似て野に生えるのでノボロギクが名の由来という。同じ理由でダンドロボロギク、ベニバナボロギクもボロがつくという。でも丸くキチットしている時はとてもボロとは想像もつかない。チョット可哀想な名前だ。 属名のSenecioは冠毛を老人の白髪に例えたようだが、日本名のキオン属の由来はまた異なり、黄色い紫苑の意味というから色々だ。 |
雑 記 |
ノボロギクの総苞の外片は三角形で短く黒色、内片は細長くて一列に並ぶという。こう言われてもすぐには納得できず、総苞に何か黒点があるようにしか見えない。 でも、ノボロギクがヨーロッパ原産で明治の初めに渡来した外来種とはとても思えない。渡来した時期も早いがその繁殖力は姿形に似ず旺盛だ。花期はほぼ通年で全国の野や荒れ地、道端に見られる。でも駆逐している植物はなさそうだがどうなのだろう。
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2023年6月19日作成
観察ノート
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名の由来ともなった冠毛。丸くてきれいだ |
ノボロギクの茎は水分を含み軟らかい |