<オオバコ(大葉子)>

オオバコ科オオバコ属

学名(属名+種小名)Plantago asiatica

属名のPlantagoはplanta(足跡、足の裏で運ぶ)に由来するラテン名。種小名のasiaticaはアジアの意味で主にアジアに分布 するから
オオバコ 大葉子
撮影:左は12年6月5日 右は09年5月27日 荒川河川敷にて
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全て根生で葉の質は軟らかいが平行に走る数脈が丈夫で踏みつけに耐える。 根・茎 花茎は外側が固く中は軟らかい。太く短い地下茎が多数の根を張る。
花茎上に細長く両性花が多数付き、雌蕊先熟 果 実 中央で横に裂け4〜6個の種子がある
高さ 10〜50cm 花 期 4月〜9月
生育地 人里の主に踏みつけの多いところ 分 布 日本全土
別 名 車前草、カエルッパ 花言葉 ならぬ堪忍するが堪忍(踏みつけに強い)
渡 来在来種近似種 ヘラオオバコ、ツボミオオバコ

和   名 大葉子で葉が大きいのが特徴な事から。特に踏みつけのない所のものは花茎が高く伸び、葉も大きく広がり縁が波打っている。別名の カエルッパは葉がカエルに似ているからで、四六のガマの主食がオオバコとも言う。
車前草は文字通り車の通る前に生えるからとも、昔中国で貴人に尋ねられた従者が名が分からず思わず車前草と云ってしまったとも言わ れるが、漢方の車前子はオオバコの種子の事。
雑   記 あまりにありふれた植物だが、葉や種子を煎じたものは咳止め下痢止めなど種々の効能があり、若葉はおひたしにして食べられるという。
合弁花冠は円錐形で先が4裂する。両性花だが同花受粉を避けるために雌 しべが先に伸び出す雌蕊先熟で、4個の雄しべは後から伸び出して薄紫の葯をつける。
軟らかい質の葉に強い数本の筋が通っているのが葉を丈夫にして踏み付けに強くなっている秘密の第一。柔と剛で葉を守っている。そして花茎 は外側の皮が固く内側は軟らかい構造になっている。ただ硬いだけでは折れてしまうが中が柔らかいのでしなって衝撃を和らげる。そして種子 は水に濡れると粘着力を発揮し、足裏や車のタイヤについて分布を広げる。

09年6月6日作成・16年7月13日3訂

オオバコの雌しべと雄しべ

オオバコの雌しべ オオバコの雄しべ
糸状の雌しべには花粉を受ける細かい突起があります 雄しべは雌しべが受粉した後に伸び出します
オオバコの花穂 オオバコの刮ハ
雌しべ先熟なので先端に雌しべが伸び、下部に雄しべが花を咲かせる オオバコの刮ハは上下に開き中には4〜6個の種子が入る