<トウダイグサ(燈台草)>

トウダイグサ科トウダイグサ属

学名(属名+種小名) Euphorbia helioscopia

属名のEuphorbiaはローマ時代の侍医Euphobusの名を記念したもの。彼が初めてEuphorbia resiniferaなどの乳液を薬に使った為。
種小名のhelioscopiaは向日性のの意
トウダイグサ 燈台草
撮影:左は2010年4月27日道場の残土置場、右は2010年4月14日錦乃原桜草園周辺にて
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無柄でヘリには細かい鋸歯がある 根・茎 茎の先に放射状に枝を分ける
独特の杯状花序で4つの黄色い腺体がある 果 実 滑らかな刮ハは約3oで熟すと3裂する
高さ 高さ20〜35p 花 期 3月〜4月
生育地 道端や荒れ地 分 布 本州、四国、九州
別 名
花言葉 控えめ、地味(ノウルシに比べると頷ける)
渡 来 在来種 近似種 タカトウダイ

和   名 トウダイグサ(燈台草)は草の姿が昔の照明の燭台の形に似ている事からと いう。トウダイというどうしても海にある灯台を連想してしまうが、そうではない。茎の先に大型の葉を5枚輪生し葉腋から放射状に枝を出す全体の姿も、 枝の先につく個々の2〜3枚の総苞葉の姿も似ているように見える。
雑   記 同じ属のよく似たノウルシは田島ケ原サクラソウ自生地ではサクラソウを凌駕して我が世の春を謳歌しているように見え、湿地の河川敷にも群生し ている。それでいて環境省のレッドリストでは準絶滅危惧(NT) で埼玉カテゴリーでは絶滅危惧U類(VU)だ。
それに対して トウダイグサは所々でしか見られず、草姿も少し小さいこともあってさいたま市の荒川河川敷ではノウルシより少ない感じがする。私にとってはトウダイ グサのほうが希少種に思えて仕方ない。

2014年2月9日作成

若い株 2013年3月19日 刮ハ 2011年5月27日
葉が互生しているのがよく分かる若い株 2013年3月19日 刮ハは滑らかでノウルシのようにイボはない 2011年5月27日
雌性期 2010年3月17日 雄性期 2010年4月19日
雌しべが開いている雌性先熟の雌性期でます 2010年3月17日 子房が外に伸び出て腺体が蜜を分泌している雄性期 2010年4月19日