<ヤナギタデ(柳蓼)>

タデ科イヌタデ属

学名(属名+種小名)Persicaria hydropiper

種小名は水に生えた胡椒(葉が辛くて水辺に生える事から)
ヤナギタデ 柳蓼
撮影:06年10月20日 さいたま市桜区道場4丁目
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葉は互生し、長さ3〜10p幅1〜2p 根・茎 茎にはまったく毛がない
花被は淡緑色で先だけ赤い 果 実 果実は約2oで黒色
高さ 40〜60p 花 期 7月〜10月
生育地 水辺や湿地 分 布 北海道から沖縄に普通
別 名 マタデ、ホンタデ 花言葉 懐の深い(常に2〜3個の花しか咲かせない)
渡 来在来種近似種 イヌタデ(犬蓼)、ボントクタデ

和   名 葉が細長く柳の葉に似ている事から。別名のマタデ(真蓼)、ホンタデ(本蓼)はこれが本当の蓼であるという意味。
雑   記 葉を噛んでみるとぴりりと辛い。しかしながら辛いのはヤナギタデとその変種のみで、単に蓼といえばヤナギタデをさす。その事から刺身のつま、薬味、蓼酢などに使われる。
「蓼喰う虫も好き好き」。「蓼虫(りょうちゅう)葵菜(ゆさい)に徒(うつ)るを知らず」(にがい蓼を好むタデ虫は甘いアオイの葉に移ろうとしない)との諺もある。

06年10月26日作成 07年9月6日改訂