ハマウツボ科ハマウツボ属
学名(属名+種小名)Orobanche minor
属名Orobancheはorobos(豆の一種)+anchein(絞め殺す)この属にマメ科の植物に寄生するものがあるため
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撮影:08年4月9日、さいたま市桜区田島ヶ原の土手にて |
※上の写真はクリックすると大きくなります |
葉 |
鱗片葉は茶褐色、披針形 |
根・茎 |
茎は直立し短い腺毛が密生する |
花 |
花冠は淡黄色で2唇に別れ長さ15o |
果 実 |
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高さ |
15〜50p |
花 期 |
4月〜5月 |
生育地 |
土手や公園の芝生など |
分 布 |
本州、四国 |
別 名 |
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花言葉 |
依頼心の強い(寄生植物) |
渡 来 |
ヨーロッパ原産、1937年渡来 |
近似種 | ハマウツボ |
和 名 |
和名はハマウツボの仲間で花序が細く痩せて見えるから。 うつぼ(空穂・靫)とは矢を入れて腰に付けたり、背負ったりした筒状の道具で普通竹製で漆塗りのものが多かったようだ。近世は大名行列の威儀を示すのに用いられ張抜きで黒漆塗りの装飾的なものになったという。いずれにしても花の形がうつぼ(空穂・靫)をイメージさせる事からウツボの名がつけられたといわれる。広辞苑では靱と書くのは誤用とされている。 |
雑 記 |
この植物を最初に見た時には正直枯れているのだと思った。独特な草姿なので結構目立ち、時期には荒川土手のアチコチに見られる。 シロツメクサ属に多く寄生するといわれるが、写真のものはアカツメクサに寄生していた。その後も折りある毎に見ていると、寄生された株は他よりも花をつけるのが遅く、つけてもまばらな感じだった。 |
08年6月25日作成
観察ノート
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寄生植物で葉緑素が無い事がハッキリ分かります |
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