撮影:07年10月4日 西区三条町の畦道にて | |
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葉 | 3〜5個づつ偽輪生し光沢がある | 根・茎 | 茎は細く稜があり、分枝して斜上する |
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花 | 茎頂に枝を分け花をつける。花径は3o程 | 果 実 | 刮ハは径約2o、種子は0.5o |
高さ | 30pくらいになる | 花 期 | 7月〜10月 |
生育地 | 畑や路傍に生える無毛の1年草 | 分 布 | 本州から沖縄 |
別 名 | 粟米草(漢名) | 花言葉 | 情の細やかな(小さい花に細い花柄) |
渡 来 | 南方から水田稲作と共にきた史前帰化植物 | 近似種 | クルマバザクロソウ |
和 名 | 葉の様子がザクロを思わせるからという説が一般的で、厚みのある感じも確かに似ている。 対して「野草の名前」(山 と渓谷社刊)には『実の中に黄色い粟のような種ができるので”粟米草”であった。その後クルマバザクロソウの影響からザクロソ ウになった』と書かれている。確かに粟米草というのは漢名で前からあったには違いないが、史前帰化植物として古くから日本にあ った植物の名前が江戸時代末期に渡来したと言われるクルマバザクロソウの影響を受けたとはとても信じ難い。 (クルマバザクロソウ参照) |
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雑 記 | 07年9月13日にクルマバザクロソウを初めて見つけて近似種にザクロソウがあることを知った。その後何回と無くクルマバザクロ
ソウを観察しているうちに何とかザクロウソウを見たいとの気持が強くなっていた。 10月4日、西区三条町の畦道でクルマバザクロソウのような花が咲いていた。よく見るとどうも様子が違う。在来種のザクロソウは葉 に光沢があり、花序は茎の頂や上部の葉腋につくというのを思い出 した。ザクロソウだ!懐かしい友人に会ったような気持だった。茎は直立又は斜上し稜があり、輪生する葉は2〜4枚と少ない事、 果は球形な事も相違点だった。 ザクロソウ科はかってはハマミズナ科(ツルナ科)に包含されていた。 |
07年12月24日作成・10年8月4日追記
大きな株のザクロソウ 10年8月4日昭和水田 | ザクロソウの花や実 10年8月4日昭和水田 |