ザクロソウ科ザクロウソウ属
学名(属名+種小名)Mollugo verticillata
属名はアカネ科のGalium Mollugoの古名がこの属に転用されたもの。恐らく同じように輪生した葉からきた。種小名も輪生の意
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撮影:左は07年9月13日、右は同月17日に同じ桜区道場4丁目にて |
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葉 |
長さ12〜25o、4〜7個づつ偽輪生する |
根・茎 |
茎はほぼ円く、広がって分枝する |
花 |
細い柄で葉の基部に輪生、花径は3o程 |
果 実 |
刮ハは長さ約3o、種子は0.4o |
高さ |
10〜25p |
花 期 |
7月〜10月 |
生育地 |
畑や路傍に生える1年草 |
分 布 |
北海道から沖縄 |
別 名 |
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花言葉 |
懐の深い(小さい花だがとても精巧) |
渡 来 |
熱帯アメリカ原産で江戸時代末期に渡来 |
近似種 |
ザクロソウ |
和 名 |
在来種のザクロソウは葉がザクロの葉に似ている事から名付けられたという。そして江戸時代末期に初めて新潟の海岸で見出されたというクルマバザクロソウは牧野富太郎博士が命名。由来は葉が車輪状をしているからであるとしている。
一方実がザクロの果実にそっくりで葉が車輪状に輪生するのでクルマバザクロソウとつけた「野草の名前」(山と渓谷社刊)との説もあり、実が似ている事はうなずけなくも無いが、その後この影響でザクロソウの名前がついたというのはチョット疑問だ。(ザクロソウ参照)
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雑 記 |
小さな花は花弁が無く、長さ1.8o程の5枚の萼片が白色の花弁状で緑色の3脈があるとされる。 私がこの花を初めて見たの
はプラザウェストの南側の道路わきだった。スベリヒユの花を探してしゃがみ込んだ所に小さな白い花があった。よく見るとアチコ
チに枝を広げたくさん咲いていたが、とても緑色の3脈などは見えよう筈は無かった。その後も
機会あるごとに観察したが、普通午後には花は閉じていた。
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07年12月24日作成
観察ノート
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柱頭が開いています 07年9月23日桜区道場4丁目 |
多くの枝を分けて広がる 07年9月23日桜区道場4丁目 |
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花と果実がついています 07年10月11日桜区道場4丁目 |
刮ハが裂開して多くの種子が見えます 07年9月23日 |