エキサイゼリが咲き、セリバヒエンソウが群生していました

エキサイゼリ
7時前の河川敷は朝露がキラキラ輝いていた。
エキサイゼリが群生している所はスギナが多く、高い草が少な いので、どうやら入ってみると散形に付いた小さな白い花がアチコチにたくさん見られた。
エキサイゼリの花はスギナについた朝露より一回りくらいしか大きくないのがわかります。そして花弁は内側に丸まっているのが多 いのが特徴です。
エキサイゼリは関東地方と濃尾平野の河川敷に生える多年草で、全国的にはあまり多くない。環境省のレッドリストでは準絶滅危惧 (NT)だが、さいたま市の荒川河川敷には普通にあり、セリ摘みの人の中には間違って摘んでいく人もあるほどだ。
ゴルフ場脇の未舗装道路を進むとセリバヒエンソウの群生が 目についた。ここら辺りは3〜4年前からかなり見られるようになり、今朝もあちこちで見られると思ったが群生していたのは一か所だけだった。これから だろうか。
10年前に小石川植物園で初めて出会って姿かたちが面白く色も上品なので好きな花だが、繁殖力の強い外来種なのが気がかりだ。
今回は可動式の液晶モニターが役にたってはじめてこの花の作りを正確に写せた。
セリバヒエンソウの花弁 セリバヒエンソウのシベ
上側の一対の花弁と下側の一対の花弁 黒い葯と10本の雄しべ、3本の花柱

今年は咲はじめと終わりにしか来られなかった錦乃原桜草園ですが・・・・

サクラソウ
今年は3月25日に来ただけだった錦乃原桜草園はかなりヨシやオギが伸びてサクラソウはすべてスダレ越しだった。相変わらず花の色は濃い。
自生地に比べるとノウルシは極端に少ないが、スギナが多く、サクラソウが埋もれている所が多かった。
身びいきかも知れないが今年は自生地の方が花を見やすいような気がした。
田島ケ原はツクシは生えますが、スギナはほとんど意識した事はありません。

河川敷の田んぼは道場も昭和も土屋も水が張られて田植えが始まっていました

土屋田んぼ
手前の田んぼはもう田植えが始まっています。円内は地上を走りながら囀っていたヒバリ
土屋の堤防に腰を下ろして耕運機が動き、活気づいた水田地帯を眺めながら買ってきたおにぎりを食べた。
近くで雲雀のさえずりが聞こえたが、よく見ると地面を動きながら鳴いていた。
地面で囀るのは初めて見たが、2匹いて相手を意識して鳴いているようだった。でも求愛だったのか縄張り争いだったのか定かでは無い。
一部ゲンゲの花が見られたが、去年ゲンゲ米を作っていた田んぼではスズメノテッポウが群生していた。これからゲンゲを蒔くにし ては遅すぎると思うが、どうしたのかいらぬ心配をしてしまった。

青葉園のフジが満開で、塚本の農道脇にはノヂシャが群生していました

県の天然記念物に指定されている青葉園のフジが満開で、白い大きな花も薄紫の豪華な花穂も見事だった。今年は珍しく両方とも見 頃だった。
フジの花 白花のフジ
豪華ななフジの花穂 白花のフジも見ごろでした
帰路、塚本の田んぼ地帯の農道に入ると道端に淡青紫色の小さな花を散形状につけた草が群生していた。
ノヂシャの花
見慣れない、でも見たことがある。自転車を降りてよく見ると確かに初めてではない。でも名前が思い出せない。
ノヂシャ
カワヂシャと思ったが違う。チシャを検索しても出てこない。翌日ふと ノヂシャと思いついた。
7年前に比企郡川島町で初めて見つけた以来の再会で、オミナエシ科の一年草だった。
平成26年4月30日作成