田んぼ地帯に出ると朝のさわやかさが感じられました
27日は健康検診で孫を迎えに行く予定もあり、定期観察日を一日繰り上げて5時に家を出た。
さわやかな朝というには程遠い、まとわりつくような空気の中を走った。でも道場の田んぼ地帯に出ると少し空気
が冷たく爽やかに感じられたのは自然の素晴らしさだった。
荒川堤防に上がったのは5時30分頃で、ちょうど雲間から朝日が射し始めた時でした。さすが堤防上は空気も景
色も爽やかで、朝を全身で感じられました。
田んぼ地帯では色の違った所がありました
昭和田んぼではスズメよけの空砲が響いていた。土屋田んぼではまだ6時30分前だったのに連日の猛暑を避けてか
、稲の消毒作業をしているのが見られた。
一面の青い田んぼは色が変わっている所がある。よく見ると早生の田んぼらしくもう稲穂を付け花を付けていた。
成長具合など色々見ながら周囲に目を配ってゆっくりオートバイを走らせ、朝の見回りをしている姿も見られた。
稲の花は頴が開いて雄しべが飛び出しているのが咲いた状態で、花は晴れた日のAM10時ころから2時間くらいしか
開かないという。そして1週間ぐらいかかって穂の先から下方へ咲き継いでいくので、花は直立した花穂の方が見られる。円内は雄しべ
の葯は見られるが頴は閉じた状態。
8月3日島根の水田で稲の開花 を撮影
8月3日島根の水田で稲の開花 を撮影
新しく盛土した西遊馬築堤ではオオマツヨイグサ、ワルナスビの群生も見られました
西遊馬でオオマツヨイグサを見つけた。
6時50分頃だったのでもう閉じかけていたが大輪なので目についた。
北アメリカ原産で日本には明治の初めごろ渡来し、開けた撹乱された所などに多いといわれるが、遅く渡来した
メマツヨイグサなどに圧倒されて現在ではあまり見られない。
ワルナスビが一面に白い花を付けていたが、
一部薄紫の花と一緒に咲いている所があった。
3花ついていると2花が薄紫で、後ろ向きに2輪は一つづつで、薄紫だけ固まって付いているのは見られなかった。
見た範囲だけで、本当にそのような規則性があるのかは定かではない。
それにしてもチョット触っただけで刺はビックリするほど痛かった。
アメリカネナシカズラに気を取られていたらアクシデント発生です
ひとりアカツメクサなどから抜き出て多くの白い花穂を付けている株があった。規則性なく好き勝手な方向に花
穂が向いていた。葉は3出複葉でどうやらシロバナシナガワハギのようだった。
シロバナシナガワハギは撹乱地などによく見られるマメ科の帰化植物で1〜2年草。アフリカ西〜中央アジア原産で 江戸時代末期に渡来した記録があるという。別名コゴメハギで長田武正がシロバナシナガワハギとした。 |
土屋築堤を一面の黄色に染めたアメリカネナシカズラに唖然としながらペタルをこいでいたら、突如マウンテン
バイク前輪の空気が抜けてしまった。パンクかと調べてみたが何も刺さっていない。一度、3日くらい乗らなかったら空気が抜けていた
事があったが急に抜けたのは初めてだ。
朝早いので店はやっていないし、考えた末に空気入れを取りに戻った。
最初はまたいつ抜けるか不安で空気入れ片手に走ったが結局その後4時間近く何事も無く帰ってきた。一体何だっ
たのか不思議だが、取敢えずは不幸中の幸いだった。
サルスベリの花弁は6枚ですが大きい円形でしわが多いので豪華に見えます
青葉園でサルスベリがたくさんのピンクの花を付けていた。
6裂した球形の萼にたくさんの雄しべが生えているように見える所が花の中心と分かった。外側の雄しべの6本だ
けは長い。雄しべの中の長い雌しべは一本。円いシワシワの花弁の基部は団扇の柄のように細まった線形だ。
花弁は一つの花に6個だけだが、円形の花弁が多くのしわで盛り上がって華やかに見える。
サルスベリはミソハギ科の落葉小高木で花期が長い事から別名百日紅(ひゃくじつこう)、刮ハは楕円形で果皮は
堅い。日本には江戸時代以前に渡来したという。
久し振りにエゴノネコアシに出会い懐かしい思いでした
エゴノキの花 05年5月17日 | エゴノキの実と猫足 05年6月22日 |
28日の桜区のまちづくりを進める会の自然観察会で、エゴノネコアシを見つけた。
05年に上尾の歯科医院に通っていた時、途中の雑木林でエゴノキが多くの花を吊り下げやがて実になり、付
いていたエゴノネコアシを不思議な思いで見上げたのを思い出した。
昆虫が植物に寄生して異常に大きくなる虫こぶ(虫えい)を知ったのもエゴノネコアシがきっかけだったかもしれ
ないと思いながら再度調べてみると、宿主のエゴノネコアシアブラムシの行動は実に面白い。
春に孵化した幼虫は腋芽に作られたエゴノネコアシの中に雌が1匹だけ入り、単為生殖を繰り返して雌だけの集団
で増えていくという。
6〜7月頃有翅のアブラムシがエゴノネコノアシの先端から出てイネ科のアシボソの葉裏に移動するという。ここ
でも無性生殖で無翅虫を増やし、10月頃生まれる有翅虫がエゴノキに戻り樹皮に産卵し、冬を越すという。
平成24年8月2日作成