コナギなどの水田雑草が元気すぎて心配です

オモダカ
オモダカ雄花"/ オモダカ雌花
オモダカ雄花 オモダカ雌花
桜区のまちづくりを進める会の自然観察会に参加した。村上先生先生の案内で今回は少しルートを変えて堤防上を歩いたりハンノキ林 を探訪した。
今年は水田にコナギが多くみられる。今日も田んぼ全面にコナギが 繁茂してそれこそ稲どころではなかった田が見られた。
今メダカブームでコナギが一株100円くらいするようで、それ用に栽培しているのではないかとの参加者の冗談も聞かれた。
コナギの花はまだだがオモダカの白い花はみられる。オモダカは 雌雄同株で中心が黄色いおしべの雄花の下に緑色の丸いめしべの雌花がつく、もっともポピュラーな水田雑草だ。
をもだかや下葉にまじる燕子花花ふみわけてあさる白鷺 藤原定家

自転車道迂回路では両側の雑草の除草が行われていました

自転車道迂回路
ヨシやオオブタクサが大きく伸びて自転車道の迂回路を圧迫していたが、今日は両側がきれいに除草されて走りやすくなった。
運動公園と昭和田んぼの間の横堤は迂回路が設置されて以来コースから外れたので、アスファルトが傷んでいる所もあり、オオブタクサ が繁茂している。
今日は土手のノリ面の群生が一斉に風になびいていた。茎には毛が密生し頑丈そうだが春に芽生えて夏には2〜3メートルにまで生長 するのでそう強くはない。太い茎でも中には髄が詰まっているだけだから簡単に折れる。
ブタクサはHog-weedの直訳だが、オオブタクサは原産地のアメリカでは6メートルにもなるものもあり、 Buffalo-weedと言われるようだ。

今の季節にはスズメバチなどが樹液を求めてクヌギなどに来ています

スズメバチはスズメバチ亜科に属するハチの総称で、名の由来は大きさがスズメほども大きいとか、巣の模様が雀の模様に似ているから とも言われる。
今の季節はクヌギの樹液などに集まっているのが見られるが、オオスズメバチは自分たちだけがそこを占拠している時は巣に準じるも のとして防衛の対象にすることがあるというから注意が必要だ。
スズメバチ ミズワラビ
樹液に集まるスズメバチ シダ植物のミズワラビ
ミズワラビ(水蕨)はホウライシダ科に属するシダ植物だが、ミズワラビ科とする分類もあるようだ。
比較的少ない水田雑草で栄養葉と胞子葉がある。栄養葉は2〜3回羽状複葉で淡緑色の多肉質。胞子葉も2〜3回羽状に分裂し、裂片は 細くて長い角状になる。葉の縁が裏側に反り返りやや管状になって内側に胞子嚢をつける。
食用となりミズシダ、ミズボウフウ、ミズニンジンの別名もある。
平成25年8月5日作成