クワやクルミの緑が無くなって葉脈だけのスケスケです
小さな桑の木が蜘蛛の巣のようなものにすっぽり覆われているのが多く目についた。
中や周辺には小さな黒い粒が大量に散らばっている。目を凝らすと中には白い小さな毛虫がうじゃうじゃ蠢いていた。
右の写真のネット様はアメリカシロヒトリの巣網で、幼虫はこの中で3齢まで過す。
右手に健保グランドが広がるあたりまで来ると左側のゴルフ場との境には桑の木とオニグルミの木が多い。驚いたことにそれらの
緑の葉が殆ど無くなっていた。葉脈だけを残してスケスケになっていたのだ。オニグルミの実も丸裸だった。
アメリカシロヒトリ(アメリカ白火取)はヒトリガ(火(灯)取蛾)科の蛾。ヒトリガ科は大きな科で世界中に分布し大部分
は熱帯に生息するという。小〜中形で、色彩のきれいな蛾が多い。殆どが夜行性で灯火によく飛んでくる事から灯取蛾の名がつけられた。
アメリカ ヒトリガは第2次大戦後アメリカ軍の軍需物資に付いて侵入し、1970〜80年代に大発生して養蚕家などに被害を与えた。幼虫は多食性で加害植物は70種 以上にわたり、特にプラタナス、サクラ、クワに多くの被害を与えている。成虫は5月中旬から6月、7月下旬から9月ごろに羽化する。開張22〜36oで全 体的に灰白色で通常前翅に多数の黒点がある。数百個単位で産卵し、3齢虫までは白い巣網の中で成長する。毒針は無く人体には影響はない。
アメリカ ヒトリガは第2次大戦後アメリカ軍の軍需物資に付いて侵入し、1970〜80年代に大発生して養蚕家などに被害を与えた。幼虫は多食性で加害植物は70種 以上にわたり、特にプラタナス、サクラ、クワに多くの被害を与えている。成虫は5月中旬から6月、7月下旬から9月ごろに羽化する。開張22〜36oで全 体的に灰白色で通常前翅に多数の黒点がある。数百個単位で産卵し、3齢虫までは白い巣網の中で成長する。毒針は無く人体には影響はない。
4齢虫になると巣網から出て個々に行動し、周囲の葉を食べ尽くす。そして樹の割れ目などに入り込んで蛹化し越冬する。
左は全ての葉肉を食べつくされた樹木
左は全ての葉肉を食べつくされた樹木
水田地帯ではホソバオグルマが満開で、オモダカも多く見られました
昭和田んぼ地帯でホソバオグルマが群生していた。以前
は馬宮の水田で人為的な大きな群落が見られたが、近年は無いようだ。
モンシロチョウが多く集まって、中にモンキチョウ、ベニシジミも見られ、ミツバチも大忙しだった。
ホソバオグルマ(細葉小車)はオグルマの亜種で、花時に下部の葉が残り、線状〜線状披針形で幅10o以下、縁は下面に巻き込む。
頭花は径15〜20o。オグルマとホソバオグルマの推定種間雑種にサクラオグルマがある。(西宮の湿生・水生植物)
穂をつけ始めた水田にはオモダガの白い花が多く見られる。
オモダカは雌雄同株で花径1.5〜2p。白い花弁3個、緑色の萼片3個が付く。花序の上部には黄色い雄しべの雄花が普通3個づつ
付き、下部には緑色の雌しべが集まって球形になった雌花が付く。
農道脇に白いワタ帽子をかぶったような植物が結構目についたが、これはアメリカシロヒトリではなく、蜘蛛の巣なのだろう。
以前にキクヅキコモリグモの大発生を見た事があるが、このクモではなさそうだ。
秋ヶ瀬緑道橋のたもとの樹木は大量に剪定されスッキリしました
秋ヶ瀬緑道橋の歩道橋の左右の樹木はかなり剪定されてスッキリしたのと同時に寂しくもなった。
歩道橋の途中の階段のすぐ近くまで伸びていたナツメの枝は大幅に少くなり、実も遠くなって、今の季節にはすぐ近くでうるさく
鳴いていたクマゼミの声も距離ができた。
もう実を付けているナツメの樹にとまっているクマゼミ |
平成29年7月30日作成