4時半頃起き出して外を見るとようやく明るくなりかけた空は怪しげな雲に覆われていた。時折突風が吹き抜けてていたが6月の27レポート の当日なので思い切って出かける事にした。
堤防外を望む
幸いなことに南寄りの風なのでフォローだ。浦和ゴルフの所から荒川土手に上がった5時45分には相変わらず空模様は怪しげな雲が多かった。
大きな筍トハチク
塚本の耕作放棄地のハチク林は周囲にタケノコが大きき伸びて面白い風景を醸していた。河川敷でも風が強く草も波打っていつもは多く見 られる羽化したてのモンシロチョウも少なかった。

 ムクゲが今年も満艦飾に花を咲かせていました

ムクゲ
健保グランドとゴルフ場のフェンスの一部でヤブカンゾウの花がみられたが、多かったのはクサフジの薄紫の花くらいで特に目を引く花は 無かった。
今年も満艦飾に花を付けていた西遊馬公園のムクゲが風で大きく左右に揺れていた。
ムクゲ(木槿、槿)はアオイ科フヨウ属の落葉樹。別名ハチス。一日花と言うのは白居易の詩の誤訳で、一重のもので2〜3日は咲き続ける (ウィキペディア)。フヨウと同じハイビスカスの仲間。枝が上方に直線的に伸びる樹形で庭木としても多く植えられる。
7時30分頃馬宮の田んぼ地帯を見下ろす土手の中腹でコンビニのおにぎりをパクついた。風で小鳥たちが大きく流されて、青く育った イネが大きく波打つさまはダイナミックだった。
8時半前に青葉園のお花屋さんについてしまったが、時間前にもかかわらず気持ちよく花とお線香を分けてもらった。今日の一番乗りのよう で何となく気持ちがよかった。
掃除が済んでお線香に火をつけようとしていたら急にバラバラと落ちてきた。空は比較的明るく本当のにわか雨だった。でもにわか雨という より南国のスコールだ。大粒の雨が突然落ちてきて突如として止んでしまった。

 定番のハンゲショウは予想以上の広範囲に白い葉を広げていました

9時18分に青葉園を出た。植水中学校近くの江川のフェンスに咲いていたアオツヅラフジの小さな花は全てピンボケ。ツユクサに来ていた マメヒラタアブが長い雄しべから真ん中の雄しべに移動したのはパソコンに移して気が付いた。でも一番短い雄しべには移動しなかったようだ。
ハンゲショウ
桜区に戻り、ハンゲショウの繁茂している所に行ってみた。予想以上の広い範囲に白い葉が広がっていた。自転車を止める所を確保して 奥に入ってみた。途中花を正面から撮ろうとシャッターを押してみたが、不思議な事にどういう角度から撮っても上手くいかない。
戻ってくる途中で大きなトックリ形の巣を見つけた。正直その時はトックリバチの巣だと思った。ずいぶん大きいなと思った。口が開いて いるようなので上向きにして中を見ようとした。
ナカナカ思うようにならずキチット中を確認できなかったが、中に何かが居る気配は無かった。
調べてみるとスズメバチの巣だったようだ。女王バチが一匹で巣を作り、ハタラキバチが生まれると次第に口が短くなり巣は円形に変化して いくという。
まだ働き蜂が居ない初期の巣だったようだ。トックリバチの巣は一匹が育つだけの小さな巣で、もう少し遅い季節に見られる事を後で確認し た。
何事も無くてよかったがどう考えても中に女王バチがいたとは思えない。何らかの事情で放棄した巣だったのではないだろうか。
直径は10〜15pのトックリ形の巣 近くに飛んできたモノサシトンボ
直径は10〜15pはあるトックリ形のハチの巣 飛んできた番ったモノサシトンボ

 イヌゴマが群生し、カラスビシャクはいつもの所だけでしか見られませんでした

イヌゴマ
道場5丁目の休耕田ではイヌゴマが群生していた。ここで長靴を履いてきた威力を発揮。
カラスビシャク
オギなどが群生する水湿地に入って飛び飛びに群生していたイヌゴマの見事さ を撮ろうと思ったが、強風にも邪魔されて思うように移動できなかった。
現状では、絶滅危惧種並みの希少種のカラスビシャクはいつもの 道場4丁目の斜面で出会えただけだった。
平成30年7月20日作成