さいたま築堤にはナヨクサフジが我が物顔に繁茂して外来種が猛烈に増えています
大久保樋管工事が終わった少し上流辺りにナヨクサフジが所狭しと繁茂していた。浦和ゴルフからさくら草橋にかけての鴨川の河川敷にも
2〜3年前からこのナヨクサフジがビッシリ群生している。
ナヨクサクフジ(弱草藤)はマメ科ソラマメ属の一年草または越年草。花の長さは約1.5p
ヨーロッパ原産の帰化植物で飼料や緑肥として栽培されたものが野生化し、各地で繁茂しているようだ。植物が放出する化学物質が他植物
の育成を阻害・除去するアレロパシー効果を持ち、在来種と競合・駆逐する(ウィキペディア)という。
花は4〜5月に在来種のクサフジより早く咲き、花も大きくきれいなので問題は大きい。
今回は白花も見られて大いに興味を惹かれてしまった。つる性植物なので個人が自宅で栽培する事はほとんど無いだろうがこの繁殖力は
驚異だ。
同じ外来種で今さいたま市の荒川河川敷で増えているのはアメリカスミレサイシンと
セリバヒエンソウだ。
アメリカスミレサイシンは花のシーズンが終わりに近く、今年は遅霜の被害にも遭っていつもほどではなかったが、花のきれいさと大きさ
で栽培種として個人の庭に定着している。
セリバヒエンソウは花の形の面白さと色の上品さで公園などに植栽されており、日本的な風情で好まれているようだ。
蕾の形が飛んでいるツバメに似る事から芹葉飛燕草 | 菫細辛は漢方薬の細辛に葉が似る事からでそれに似るアメリカスミレサイシン |
カントウタンポポが一面に群生し、エキサイゼリが花の盛りでした
ハンググライダーの飛行場一面に群生しているタンポポ。殆どがカントウタンポポ(円内の総苞は反り返っていない)
3年前に造られた塚本地区のハンググライダーの飛行場一面に今年もタンポポが群生していた。
花をひっくり返して見ると総苞は反り返っていない。カントウタンポポの大集団だった。
近くにはエキサイゼリが花を咲かせていた。小さな
花だが荒川河川敷に多い希少種の一つだ。
錦乃原櫻草園では多くのサクラソウが見られ青葉園はフジが満開でした
もうほとんど終わっているのではないかと思った錦乃原桜草園は結構お花が見られた。
7裂や裂片にギザギザがある花もあった。
青葉園の入口のフジは満開の見事さだった。去年は白花が終わっていたが、今年はまだシロもきれいに咲いていた。
園内の3本のフジは野田藤と呼ばれる3尺藤で花房が1〜2mと長いのが特徴。推定樹齢700年、埼玉県の天然記念物に指定されている名木だ。
令和元年5月5日作成