スミレ科スミレ属
学名(属名+種小名)Viola eizanensis
属名のviolaはラテン古名で紫色の意。種小名のeizanensisは比叡山の意味で比叡山に生える事から。
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撮影:左は09年4月5日 野川公園自然観察園、右は06年4月25日 陣馬山にて |
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葉 |
葉は3裂し、両側葉は2裂して鳥足状になる |
根・茎 |
根茎は短く太く白色 |
花 |
花径2p、淡紅色まれに白色で紫の筋がある |
果 実 |
閉鎖花をつけ刮ハを結ぶ |
高さ |
花時の高さは7pくらい |
花 期 |
4月〜5月 |
生育地 |
山地の木陰 |
分 布 |
本州、四国、九州 |
別 名 |
エゾスミレ |
花言葉 |
茶目っけがある |
渡 来 | 在来種 |
近似種 |
ヒゴスミレ |
和 名 |
種小名のeizanensisが示すように比叡山に生える事から。 エイザンスミレの命名者牧野博士は北海道には分布しない事か
ら、別名のエゾスミレはエイザンスミレが訛ったものではないかとしている。 |
雑 記 |
エイザンスミレで一番印象深いのは06年4月25日に高尾山から陣馬山まで縦走した時のことだ。高尾山は着いた時から荒れ模様だっ
た。前日も来ていたので珍しく高尾山下からケーブルカーに乗り込んだら、雷でしばし運転見合わせ。その内にバラバラという音と共
にホームが真っ白になった。雹だった。やっと付いた終点からの登山道も真っ白で頂上の売店は早々と店じまいをしていた。雲の流れ
は早かったが天気はどうなるかは分からないまま歩きだした。すぐに目に付いたのはエイザンスミレで次々現れるのにつられて陣馬山
方面に向かった。幸いにも天気は回復に向かったようだが、途中からは人っ子一人会わなかった。陣馬山についた時には薄日が射して
360度のパノラマが広がった。天上天下唯我独尊、無人の世界で思わず「気持がいいぞう!」と大声で叫んでしまった。そして下りかけ
た所にエイザンスミレのふくよかな一輪があった。
無茎種 |
2012年9月13日作成
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エイザンスミレ2花 09年4月15日高尾山にて |
エイザンスミレのバック。距は長さ5o 06年4月25日 |