<コスミレ(小菫)>

スミレ科スミレ属

学名(属名+種小名)Viola japonica

属名のviolaはラテン古名で紫色の意。種小名のjaponicaは日本の意味。
コスミレ 小菫
撮影:2014年3月25日いずれもさいたま市桜区の田んぼ地帯にて
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卵形から長卵形、葉裏は淡紫色を帯びる 根・茎 根は白くて地中に深く入る。地上茎は無い
柱頭はカマキリの頭型で、花弁に紫の筋 果 実 刮ハは長楕円形で長さ約10o、紫の斑点
高さ 6〜12cm 花 期 3月〜4月
生育地 畔や農道脇など日当たりのよい湿地 分 布 日本全土
別 名 花言葉 多才な(花の色や葉の形などに変化が多い)
渡 来在来種 近似種 ノジスミレ

和   名 いずれの図鑑にも小菫だが小さくはない。と書かれているが、ほとんどそれ以上は言及していない。ただ「多摩丘陵の植物と里山の研究室」では 「コ」の名は、花や草姿がタチツボスミレに似ていて、草姿がタチツボスミレのようには高くはならないので「コ」とされたようです。 と述べている。
スミレについては牧野博士は「スミイレの略で、花の形が大工が用いる墨つぼに似ているからである。」としている。
雑   記 コスミレに限らずスミレ属の雄しべは花糸がなく、葯が子房を取り囲む。そして雄しべ5のうち下側の2本の葯隔がしっぽのように唇弁の距の中に伸 び出して蜜を分泌するという。この尻尾は脚、距脚などと呼ばれる。
コスミレは日当たりのよい低地、ことに人家近い所に生える多年草で葉は数が 多く、無毛で裏が淡紫色に染まるのが特徴といわれる。そして側弁には毛が無いといわれるが実際には毛があったり、花の色が紅紫色だったり同定するのが 難しい種。
地上茎が無い無茎種

2014年5月11日作成

コスミレ株 長崎普賢山でのコスミレ
葉が多く、裏が淡紫色になるのが特徴 長崎市矢上の普賢山にて 2011年3月25日