<ノジスミレ(野路菫)>

スミレ科スミレ属

学名(属名+種小名)Viola yedoensis

属名のviolaはラテン古名で紫色の意。種小名のyedoensisは江戸の意味で牧野博士が東京で発見したからという。
ノジスミレ 野路菫
撮影:左は08年3月16日、右は09年3月16日、いずれもさいたま市西区の田んぼ地帯にて
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広い下方の両側が巻き上がる事が多い 根・茎 根は白くて太い。地上茎は無い
柱頭はカマキリの頭型で、側弁に毛は無い 果 実 夏には葉が3角状になり多くの刮ハを付ける
高さ 10〜20cm 花 期 3月〜4月
生育地 畔や農道脇など日当たりのよい湿地 分 布 本州、四国、九州
別 名 花言葉 気難しい(花弁の形から)
渡 来在来種 近似種 スミレ

和   名 野路菫で道端に普通に生えるスミレの意。人里近くの日当たりのよい農道や畔などによく見られる。色々な図鑑でスミレに似る と書かれているが、私にはスミレは青年将校、ノジスミレは古参の軍曹のように思える。
雑   記 早春の土色の世界にいち早く花を付けるノジスミレは西区の田んぼ地帯で見つけるのが楽しみだった。今回見直してみると2006年は 3月15日、2007年から3年間はいずれも3月16日が初見参だった。
帰り花で11月頃から冬の間もたまに畔などに見られたが、春の訪 れを告げるスミレは格別嬉しかった。
でも全体に毛が多く、まだ他の植物が葉を出さない裸土に生えるので汚れている事が多く、 葉が波打ち花弁がよじれているのは何となくだらしない印象だった。そして4月中旬頃になると 花が大きくなり、花弁のよじれが誇張されて気難しいおやじを連想してしまうのは如何ともし難かった。
無茎種

2012年7月25日作成

06年3月15日ノジスミレ 07年3月16日ノジスミレ
2006年初見参のノジスミレ 3月15日 2007年初見参の紫と白のノジスミレ 3月16日