撮影:2006年6月2日白神山地二ツ森にて | |
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葉 | 円心形で質は薄く葉脈が凹むく突き出す。 | 根・茎 | 花柄はほとんどが茎の途中から出る腋生 |
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花 | 花径約2p。白い距があり、側弁は無毛 | 果 実 | 刮ハは天気の良い日に上を向いて裂開する |
高さ | 花期は10〜25pで夏には大きく伸びる | 花 期 | 4月〜6月 |
生育地 | やや湿り気のある雪国のれ路傍や林縁 | 分 布 | 北海道、本州、九州の日本海側 |
別 名 | クサノスミレ | 花言葉 | 慎み深い |
渡 来 | 在来種 | 近似種 | タチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ |
和 名 | スミレはスミイレの略で花の形が大工道具の墨壺に似ているから(牧野富太郎)説が有力。タチツボ(立坪)は花の盛りが過ぎた頃
から茎が伸び立ち上がるように見えるからで、坪は古く庭や道端などを意味する。 万葉集にはスミレを詠んだ句が4句あるようだが、 一番ポピュラーな山部赤人の「春の野にすみれ摘みにと来(こ)しわれそ野をなつかしみ一夜寝にける」は須美礼の字を当てており女性 の比喩ともいわれる。 |
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雑 記 | オオタチツボスミレは関東では見られないので2006年6月2日に白神山地二ツ森で見られた時はうれしかった。入山届を出す事務所の
周囲にもう終わりに近い感じで咲いていた。近くには雑草に交じって刈り取られたオオタチツボスミレが山になっていて、所変わればを
感じさせられた。 この時は確かツアーの第1班目で参加は我々夫婦のみ。この日の二ツ森登山道の入り口ではまだ道標も案内板も 雪に埋もれていた。でもギンリョウソウなど珍しい花が自由に見られ、シャクの白い花、タニウツギのピンクが盛りで新鮮な自然を満喫 した。 有茎種 |
2013年9月16日作成
オオタチツボスミレの距は白いのが特徴 | オオタチツボスミレの柱頭は棒状で側弁に毛が無い |