スミレ属(有茎種)

日本のスミレ属は約50種で、地上の茎がある有茎種と、無い無茎種とに大別されます。でも、地上茎があると言っても短くてよく 見ないと区別できません。托葉や刮ハや葉身の形、雌しべの柱頭や側弁に毛の有り無しが見分けのポイントになります。多くの亜種、 変種が知られ、自然交雑種も多く見られます。

地上茎の有る種(22+1種)




刮ハは球形






アオイスミレ






エゾノアオイスミレ



刮ハは楕円形




地上匐枝を出す






ツクシスミレ




地上匐枝は普通出ない





側弁は少し毛があるタデスミレ





側弁は有毛エゾノタチツボスミレ





側弁は有毛アイヌタチツボスミレ





側弁は無毛 オオタチツボスミレ





側弁は無毛イソスミレ





側弁は無毛ナガハシスミレ





側弁は無毛テリハタチツボスミレ





側弁は無毛 タチツボスミレ





側弁は無毛ナガバタチツボスミレ





側弁は無毛ニオイタチツボスミレ






タチスミレ






ツボスミレ





側弁は有毛オオバタチツボスミレ





側弁は有毛イブキスミレ
花は黄色まれに白色。地上茎がある

茎は斜上し、葉は腎円形






キバナノコマノツメ






タカネスミレ






シレトコスミレ

茎は直立する





側弁は有毛キスミレ





側弁は有毛オオバキスミレ





側弁は有毛ジンヨウキスミレ
(フィールド版「日本の野生植物」の検索表より抜粋)