健保グランド脇の自転車道は新緑の季節でした

早く家を出るつもりが6時過ぎになってしまったが、久し振りに爽やかな朝の空気だった。
若葉のオニグルミ
7月28日はアメリカシロヒトリの幼虫に食い荒らされてほとんど葉脈だけになってしまったクワやオニグルミが見事な若葉を つけていた。
葉脈だけのオニグルミ
アメリカシロヒトリの成虫を探すとすぐに見つかった。でも1匹づつで意外に少ない。ようやくクワの葉裏のあちこちについて いるのを見つけたが、見た限りではこれぐらいだった。
アメリカシロヒトリたち
アメリカシロヒトリ
アメリカシロヒトリ(アメリカ白火取)はヒトリガ(火(灯)取蛾)科の蛾。ヒトリガ科は大きな科で世界中に分布し大部分 は熱帯に生息するという。小〜中形で、色彩のきれいな蛾が多い。殆どが夜行性で灯火によく飛んでくる事から灯取蛾の名がつけられた。
成虫は5 月中旬から6月、7月下旬から9月ごろに羽化する。開張22〜36oで全体的に灰白色で通常前翅に多数の黒点がある。数百個単位で産卵するが、毒針は無く 人体には影響はない。

 この辺りの兼業農家には8月最終の日曜日は大切な収穫日です。

堤防で朝食のおにぎりをパクついていると収穫用のコンバインがやってきた。兼業農家がほとんどのこの辺りでは日曜日は大切な 収穫の日なのだ。
水田地帯"/
堤外の田んぼの4分の1くらいはすでに収穫済みでした
盛土された堤防には色々な草花が見られる。ヤナギハナガサがきれいな紫色の花を咲かせていたり、ヒメムカシヨモギが花らしくない花 とつけていたり、そろそろ伸び出してきたセイバンモロコシが穂を揺らしたりしていた。
ホソハリカメムシ
イヌタデの穂に虫が来ていた。拡大すると何と交尾をしていた。カメムシの仲間で種名は簡単に分かると思ったが、また 日本昆虫協会のお世話になってしまった。
ホソハリカメムシ
日本の昆虫1400 文一総合出版より
写真からは箱形の虫ばかり想像していた。上からの写真ならばまだしも、横からの写真では種名を同定するのが難しい事を改めて思い知 らされた。
ショウリョウバッタ
オキジムシロ
上の花は見た事がある。それも希少種と間違えた外来種までは分かった。でも、科も種名も分からない。いつどこで見たかも不明だ。
左はショウリョウバッタ(精霊蝗虫)日本のバッタの最大種。斜め上に尖った頭が特徴
サイト内検索をしてみたが、何の手がかりも無くて空砲ばかりだ。やっとネットで調べてオキジムシロの名が出てきた。
2010年7年前の5月の27レポート「新しく盛土された堤防には色々な植物が生育して います」にあった。

 荒川堤防の内外で秋の訪れを感じさせられました

アオスジハナバチ
青葉園ではヤマハギが白やピンクの花を咲かせていた。そこにコハナバチ科のアオスジハナバチが吸蜜に来ていた。10ミリ前後の小さな ミツバチで腹部に青い筋模様があるのが特徴。夏から秋にかけて見られハギ類の花で吸蜜するという。
ツルマメ ヤブツルアズキ
ツルマメ ヤブツルアズキ
コバノカモメヅル アオツヅラフジ
コバノカモメヅル アオツヅラフジ
ツルマメ ヤブツルアズキは今シーズン初めて見つけて秋の訪れを感じさせられた。そして昭和田んぼの農道では アキノノゲシも咲いていた。
河川敷の原野ではコバノカモメヅルの花が見られ、シムラニンジン も分果をつけていた。別の所ではアオツヅラフジも熟した果実をつけていた。
平成29年9月6日作成