スズメウリに初見参でしたが・・・

道場4丁目水田風景
新開(しびらき)の放棄台地はママコノシリヌグイとキクイモが咲いていたが、継子の尻拭いは昨年ほどの群生はなかった。道端の葛の葉の下に小さな白い花が見えた。よく見ると結構たくさん咲いている。スズメウリに違いないと思い喜んでシャッターを押した。
夜調べてみると確かにスズメウリだったが、果実と思ったのは雌花の子房だったようだ。「雌雄同株で雄花と雌花が1個ずつ長い柄に並んで付くことが多い」(検索入門野草図鑑)とも書いてあるが、そのような記憶も写真も無かった。いつもの事ながら初見参の植物はアレコレ撮ったつもりでも感心するほど的を外している。

イシミカワが精一杯花開いていました

鴨川堤桜通りの土手にツルボが咲いていた。ここで見るのは初めてだったがそう多くは無かった。 荒川自転車道迂回路に入り、センニンソウの葉柄が他のものに絡みついている様子を撮りたかったが、色々なものが複雑に絡み合っていてはっきり分かるものはなかった。 途中イシミカワが繁茂している所があった。去年からの課題で花が開いている所を撮りたかったが、ホンのおしるし程度萼を開いているだけでとても咲いているとは言い難かった。でも石実皮としてはこれが精一杯なのだろう。 カラスウリの果実が赤く色付いていたが、まだ小さくて蔓が切れてしまったもののようだった。高い所のものはまだ緑色で形も大きかった。
スズメウリ センニンソウ果実
スズメウリの花径は約6ミリ仙人草の名の由来といわれる果実の白毛

雨が落ちてきましたが幸いにも間もなく止みました

横提にはヒヨドリバナ、ツルフジバカマが見られたが、荒川総合運動公園近くの堤防上に出ると怪しかった空からポツポツ落ちてきた。何処で雨宿りをするか考えたが近くにはお店らしいものはまったく無く止む事を願うばかりだった。幸いにもしばらくしてやんだのでたいして濡れずに済んだ。
昭和の水田地帯 アカトンボ 三条町方面の水田
荒川総合運動公園近くの堤防上からの左は昭和の水田地帯、右は三条町方面の水田地帯、雨模様でかなり暗い。
真中は天気が回復した午後コガマにとまるアカトンボ

今年初めてキクモとヒメジソの花に対面しました

青葉園でお参りをした帰り道、行きには小雨の中を走りぬけた三条町辺りの水田地帯をアチコチ散策した。
面高やコナギ(小菜葱)が群生しアゼナやキクモも見られた昨年の休耕田が前回は稲が倒れ、一部隅を刈った稲も畦に放置されていた。でも今日はきれいに収穫されていて何故かホッとした。奥の方のコガマの群生地にはポツンポツンだったがヒメジソが薄いピンクの花をつけていた。
また収穫が終わった田で、今シーズン初めてキクモが見られて嬉しかった。15時頃だったので既に萎んでいる花も多かったが、青々した葉の中に咲く菊藻の花は可憐で懐かしかった。
キクモ ヒメジソ オオニシキソウ
キクモ、ヒメジソ、オオニシキソウいずれもよく見ると可憐な花です

荒川土手近くにはツルフジバカマとヤブツルアズキが群生していました

荒川土手の下の荒地には蔓藤袴と藪蔓小豆が群生していた。蔓藤袴は5月頃から咲いていたクサフジに替わって8月末頃から大きく華やかな赤紫の花をつけ始める。藪蔓小豆の葉は3裂していたが、このような形の葉だけを持つものもあるようだ。藪蔓小豆は小豆の原種とも小豆が野生化したものとも言われる。
ツルフジバカマ ヤブツルアズキ
赤紫の蔓藤袴がキャンドルのように花穂を立て藪蔓小豆は黄色意面白い形の花をつけています

夕暮れの荒川土手には赤い彼岸花が咲いていました

今日は家をでるのが遅くなってしまったので菊藻が総て花開いているのを見られなかったし、去年の群生には及びも付かなかったがとにかく対面できたのは今日のヒットだった。
八島築堤辺りの土手の斜面には植栽されたように広がる彼岸花がきれいに花開いていた。
平成19年9月30日作成