久し振りのツーリングでアチコチぜ〜んぶ回って来ました
4月27日、28日は90%雨との予報だったので晴天の26日に9時頃家を出て8時間かけて一周してきた。4月は殆ど自生地だった
ので文字通りのフルコースで秋ヶ瀬公園でヒキノカサの群
生にも出会ってきた
ヒキノカサは茎が弱く茎葉はあまりありません。丸い実は一つの果実ではなく痩果の集まった集合果です
西遊馬グランド近くでは高校生が堤防上をランニングに来ていたが、西遊馬築堤工事は6月15日まで期間延長され時折ダンプが砂
埃を巻き上げていた。
多くの生徒がランニングしていましたが、堤防の変容を将来どんな気持ちで見るでしょうか
羽根倉橋から荒川運動公園手前までの盛土工事済みの個所は、堤防上部の雨水浸透を防ぐ為の舗装と称する工事が始まりこちら
は5月31日までの看板があった。今年は年度替わりの4月以降も工事が続いているがダム工事中止の影響だろうか?
トウダイグサは昔の照明の燈台に草姿が似る事からです
27日は青空は見えなかったものの空は明るく雨は午後からと変わったので、桜区の左岸堤防内外を中心に見て回った。4月
初め頃から鴻沼排水路の両岸はセイヨウアブラナが黄色く彩り、風の向きによっては遊歩道まで香ばしい匂いが漂ってくる。
26日には錦乃原桜草園で咲いていたトウダイグサが道場5丁目の残土置場でアチコチに見られた。ここはトウダイグサの周
囲に草が少なく斜面と云う事もあり殆ど茎葉がついていない茎の上に大きな葉が広がって花序をつけている様子がハッキリ分か
り名の由来を実感した。
さくら橋から鴨川を望む。カラシナは終りに近い | トウダイグサは細い茎に大きな花序をつける |
コオニタビラコ、アリアケスミレ、オヘビイチゴ、ツボスミレが群生しています
道場4丁目ではいつもの区画にコオニタビラコ、アリアケスミレ、オヘビイチゴなどが群生していて、今年初めて入った手
前の区画にはツボスミレ(ニョイスミレ)が群生していた。
白い花と云うと荒川土手にはカラスノエンドウのアルビノがあり、西区の農道脇の畔道には比較的ふくよかな純白に近い
アリアケスミレが咲いていた。サクラソウ自生地では白花が5花になっていた。
白の強いアリアケスミレ | キジムシロ属のオヘビイチゴ | 9裂と普通の5裂ののサクラソウ |
カラスノエンドウの白花 | キク科のコウゾリナ | 白花サクラソウ |
キク科のオオジシバリ | キョウチクトウ科のチョウジソウ | ツボスミレ別名ニョイスミレ |
ヒロハハナヤスリとエキサイゼリが河川敷に生育しています
ヒロハハナヤスリのアクセサリーのようです | 円内はエキサイゼリの花のアップ |
シダ植物のヒロハハナヤスリとエキサイゼリが群生し
ていた。そして周囲をよく見るとヒロハハナヤスリは集中して、エキサイゼリは比較的広い範囲に点在していた。ヒロハハナヤ
スリは例の如く栄養葉を広げ胞子葉を伸ばし、エキサイゼリは花には少し早く蕾が多かった。
何より自然の中に生育しているのを見つけたのが感激だった。そして間近で観察できるのが嬉しかった。この環境は是非
大切にしていかねばなるまいと思う。
特定外来植物のオオカワヂシャが群生し始めています
昭和の河川敷でキンポウゲ科のセリバヒエンソウ
(芹葉飛燕草)が群生していた。今迄あまり見なかったのに、アチコチで花をつけていた。「日本の帰化植物」には「東京都、
埼玉県、神奈川県に記録があり、個体数は増加傾向にあるように見える。」とあるが、7年以上前の記述だ。急速に野生化してい
るのだろう。
帰化植物と云えば盛土した大久保辺りの堤防に特定外来植物のゴマノハグサ科の
オオカワヂシャ(大川萵苣)が群生し始めていた
。在来のカワヂシャと交配しホナガカワジシャを生成しその種子は発芽可能で、生態系に大きな変異を与える恐れがある。また
強い繁殖力が問題視され、植物では12種しかない特定外来種に指定されている。
特定外来生物法:特定外来生物による生態系、人の生命・身体、農林水産業への被害
を防止し、生物の多様性を確保する事を目的として、問題を引き起こす海外起源の外来生物を特定外来生物として指定し、その
飼養、栽培、保管、運搬、輸入といった取扱いを規制し、特定外来生物の防除等を行うこととし、植物は12種類が指定されてい
る。
平成22年5月20日作成