自転車道脇にマサキが満艦飾に花をつけて、朝日に輝いていました
朝は雲は多かったが、雨の心配はなかった。
昨日横目で通り過ぎてしまった道場5丁目のハンゲショウを撮影して羽倉橋から河川敷に下りた。
マユミの花 2014年5月22日撮影
自転車道迂回路横のゴルフ場際に小さな花を満艦飾に付けた木が2本並んでいた。あまりの見事さに自転車を降りてよく見るとなじみ
のある花や葉だったが、名前が思いつかない。
調べてみるとマサキで、意外な事にニシキギ科ニシキギ属の常緑低木だった。
ニシキギ科のマユミは1ヶ月くらい前、自生地で満艦飾に花をつけ、今はもう緑色の実をつけている。淡緑色の花は花径約7o、花盤
が発達して4個の雄しべが花盤の縁につく構造はほぼ同じだが、花弁の形などは微妙に違う。でも刮ハは4裂すると橙赤色の仮種皮に包まれた種子を出すと
いうのは同じだ。
マサキは柾または正木で、葉が常緑なので真青木(まさおき)からの転訛との説があるという。
メハジキが花をつけ、ネジバナが伸びだし、イヌヌマトラノオが群生していました
メハジキが高く伸び出して花を咲かせ朝日に輝いていた。ここのメハジキはサクラソウ自生地のものよりはるかに花期が早い。去年
は自生地でメハジキの花を見たのは8月下旬からで約2か月も遅かった。でも2012年には8月27日に河川敷でもまた咲いた記録があり、ここのは2度咲きする
のかもしれない。
2年草のメハジキ | ネジバナ | イヌヌマトラノオ |
青葉園の三重塔の前の芝生にネジバナが群生していた。周囲の除草作業をしていたのでたまたま刈られる直前の美しさだったようだ。
ラン科の奇麗な花なのに生える環境で、雑草扱いもやむを得ないのかもしれない。
昭和田んぼの真ん中辺りの田んぼと水路の間にイヌヌマトラノオ
が群生していた。周囲の田んぼはきれいに除草してあるが、この一角だけはそのままにしてくれている。野草の好きな持ち主なのだろう。
江川のフェンスに絡まったナガイモらしきの正体は何?
葉はヤマノイモ科と思いますが・・・ | ナガイモの花はほとんど開かないと思いますが |
江川の畔にはワルナスビが群生していて、そばのフェンスにナガイモのような蔓が絡まり、小さな花を付けていた。
花はたくさん見られたが、どれを見ても花序も花冠もナガイモとは少し違うようだった。
ヤマノイモ科の他の植物も調べてみたが、どれも該当がない。少し時間をおいてもう一度見に行って正体をハッキリさせたい。
晩生のノカンゾウが花を5輪つけて、シムラニンジンが花序を立てていました
今年は1ヶ月早くから毎朝日参している河川敷の原野には11時頃戻ってきた。
他の群落は早くから咲いているのに昨日ようやく4輪花開いたノカンゾウ
が今日は5輪咲いていた。
日照は他の所より十分すぎるほどなのに何故かナカナカ花が咲かず、少し種類が違うのかとも思った。待望の花を見ると他のもの
より赤味が少なく、何となくキスゲに近いような気がしているが、次第に他と同じようにるのか気になる群落だ。
シムラニンジンが花序を立てていたが、花弁は内側に強く
折りたたまれていてまだ咲いてはいなかった。
異変に気づいて卵を守りに来たカバキコマチグモ
オギなどの葉を三角に折りたたんでいるのが目につくが、カバキコマチグモの巣だ。
カバキコマチグモ(樺黄小町蜘蛛)はフクログモ科コマチグモ属のクモ。体長は10〜15mmほどで、オレンジ色の体の色から
カバキ、小町のように美しいからコマチの名があるという。しかし黒く大きな顎を持ち、在来種では最も強い毒を持ち、噛まれると激しい痛みがある
というから恐ろしい。
雌は孵化するまで巣の中で卵を守り、卵は10日ほどで孵化する。しかしながら生まれた子グモは、母親を最初のエサとして
食べて巣立つという。究極の命の連鎖だ。
平成26年7月5日作成