<アメリカアゼナ(亜米利加畦菜)>

ゴマノハグサ科アゼトウガラシ属

学名(属名+種小名)Lindernia dubia

属名のLinderniaは18世紀のドイツの植物学者Lindernに因んでつけられた名。種小名のdubiaは疑わしいとか 不確実の意
アメリカアゼナ 亜米利加畦菜
撮影:09年8月3日桜区休耕田にて
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対生、先は尖り2〜3の鋸歯がある 根・茎 茎は基部で分枝して直立、斜上する
花冠は淡紫色で唇形花柄は長い 果 実 刮ハは卵形で先は尖り約5o
高さ 15〜25cm 花 期 7月〜9月
生育地 田の畔や休耕田などの湿地帯 分 布 北海道から九州
別 名 花言葉 陽気ないたずら坊主(小さな唇形花と葉)
渡 来1936年帰化が報告された近似種 アゼナ アゼトウガラシ

和   名 同じアゼトウガラシ属で在来種のアゼナより大型だが、花や葉の姿形も生育地も同じ。「1936年に神戸市で採集されたも のを原寛が和名をつけて報告した」(日本の帰化植物)アメリカ原産の帰化種。
雑   記 休耕田の小さな植物の中では比較的多い。花はアゼナの約 2倍で、色も淡紫色で淡紅色のアゼナより逞しい。葉には鋸歯がありしばしばそばかすのような斑点が見られる。私にはこれ がアメリカ少年のそばかすに感じられてしまう。「アメリカアゼナでは4本の雄しべの内下側の2本は長い花糸があるだけで葯が無 い」(日本の帰化植物)と書かれているが、私には2本しか確認 できていない。

09年8月11日作成

アメリカアゼナ
見えているこの2本が葯のある雄しべでしょうか