鴨川堤桜通り堤防が一面黄色に染まっていました

空には一点の雲もない快晴の今日、道場5丁目の田んぼ地帯に出ると前方の鴨川桜通り公園の堤防が一面黄色に染まっていた。セイタカアワダチソウがノリ面いっぱいに群生している。
セイタカアワダチソウ
セイタカアワダチソウ花 セイタカアワダチソウ総苞
筒状花3〜5個、舌状花10〜18個 総苞は長さ約4o
一時は急激に増えて日本全国至る所に繁茂していたが、最近は一時の勢いはないようだ。ただし戦後急激に増えた、要注意外来植物の一つには間違いない。元は明治期に観賞用に移入されただけあって鮮黄色の花は美しい。頭花は径4oで短い花柄で枝の上面に密生している。

カントウヨメナの群生がアチコチで見られました

カントウヨメナ ゴキヅル
カントウヨメナはヨメナとユウガギクの雑種ともいわれる ゴキヅルはウリ科の一年草。実が上下に割れる
堤防下にはカントウヨメナの群生もアチコチに見られ蝶やハチが忙しく飛び回っていた。近くでモズの高鳴きも聞こえた。
久し振りに自転車道迂回路の竹林を抜けた所から塚本の田んぼ地帯を歩いてみた。 スズメウリの白い実が見られ、畔にはオオジシバリやタウコギが生えていたが珍しいものはなかった。
ゴキヅルのある荒地に行ってみたがアキノウナギツカミの群生がやや終わりかけ、イヌタデが紅葉しカントウヨメナが咲いていたのは相変わらず。ゴキヅルはたくさんの実をつけていたがどれも瑞々しい緑色で割れる気配はなかった。

アップにしてみるとどうもザクロソウではないような気もしますが

ザクロソウ
迂回路の途中に湿地であまり大きな植物が生えていない一角があった。湿地に生える希少種があるかもしれない期待をしながら歩き回ってみたがここにもはかばかしいものは無かった。
ザクロソウと思って撮った写真は違うような気もするが、花弁様の萼片は4〜5枚ともあり、ザクロソウに間違いない。イヌタデのまっ赤に紅葉した大株やアキノノゲシも花をつけていた。キンガヤツリ、ヒメクグ、ミズワラビなども見られた。
ザクロソウはナデシコ目に属して独立科を与えられる場合とツルナ科に含められる事があり、野に咲く花(山渓ハンディ図鑑1)はツルナ科としている。

キタテハの横恋慕は失敗に終わりました

キタテハ
休耕田も5〜6年目になると背の高いコガマが圧倒的で、サクラタデが少なくなったと感じている所へキタテハがおかしな格好で飛んできた。つがったまま飛んできたようだ。
チャンスと思ったのはいいが残念ながらよく見えない。静かに移動したつもりだが飛んで近くに逃げられた。
するとどこからかもう一羽が猛烈な勢いで突進していった。
何とか割り込もうと羽根が破れるのも厭わず頑張っていた。でも邪悪な横恋慕は功を奏さず、カップルはつがったまま再び飛び上がり、2人だけの世界を求めて飛び去った。
3羽のキタテハ 割り込もうと必死
突然割り込んできた第3のキタテハ どう努力しても遅すぎました
蝶の数え方で「頭」を使う事について09年8月のマンスリー・レポート27の「ヤナギハナガサの群生にジャコウアゲハの雌雄が飛び交っていました」の項で経緯を紹介しているので参照下さい。

イヌホウズキはアメリカイヌホウズキより花期が少し遅いようです

イヌホウズキが堤防上に大きな株を作って花を咲かせていました。花が白色で個々の花の花茎は別々の所につくのがアメリカイヌホウズキとの相違点で、花期も少し遅いようです。
ミズワラビ イヌタデ ヒメクグ
ミズワラビ イヌタデ ヒメクグ
ハッカ ツマグロヒョウモン イヌホウズキ
ハッカ ツマグロヒョウモン イヌホウズキ
平成23年11月12日作成