久しぶりに富士山が青い姿を見せ、堤防は除草されていました
27日は夜半に強い雨が降り朝にはやんですがすがしい晴天になったが、28日に上尾に行く予定があったので8月のマンスリー・レポー
トは翌日回しにした。
28日も青空が広がり空気が爽やかで急に秋めいた朝だった。浦和ゴルフの所から富士山が見えたが、久しぶりで少し薄かったが青くて
大きく感じた。堤防がきれいに除草されて25日までとは違った景色が新鮮だった。
久しぶりの富士山は大きくて青色でした | 2日間できれいに除草された堤防と河川敷 |
原野ではライバル的だったヤブガラシがフェンスを覆い群生していました
自転車道迂回路のゴルフ場側のフェンスがヤブガラシに長く覆われ、
平らな集散状の花序が続いていた。原野でオオブタクサを抜くには必ずヤブガラシも抜かねばならなかったので懐かしいような何とも言えない気持ちだった。
ヤブガラシの他物に巻き付く巻きひげは本来は主軸の先端で、蔓は腋芽が伸び出して主軸のようになる。これを繰り返して長い蔓にな
るのを初めて知った。
どうりで蔓を引っ張ると簡単に切れる。腋芽が伸びる所が節になっているのだろう。根元を探して引っ張るとここは結構強い。でも長
い根が出てくることはなくせいぜい10pくらいだ。長い地下茎から伸び出した節から切れただけなのだろう。
それにしてもヤブガラシを除くと必ずその下からオオブタクサが出てきたのはマジックみたいだった。
西遊馬公園近くの堤防はほとんどオオニシキソウに占拠されていました
オオニシキソウ(大錦草)は明治後期に渡来した1年草で、北アメリカ原産。
葉の緑と茎の赤色が錦を思わせるので錦草というのが通説だが、緑と赤の二色だから二色草(ニシキソウ)とする説の方が納得性がある。
オオニシキソウは、トウダイグサ科トウダイグサ属(Euphorbia)の植物の一種。以前は近縁種と共にニシキソウ属(Chamaesyce)に
分類されることもあったが、最近のDNA配列研究によってトウダイグサ属に移された。(ウィキペディア)という。
トウダイグサ属は杯状花序というサカズキ状の苞葉の中に雌しべと雄しべが不規則に入っているという。そしてそれぞれが一つの花で、
雌しべが雌花で1花、雄しべが雄花で複数花入っている。雌性先熟で雌花が受粉した後に雄性期になり腺体や付属体が大きくなるという。
左の写真で白く花弁のように見えるのは腺体の付属体で、その中のウグイス色が蜜を分泌する腺体。
3日半でオオブタクサは他の草たちから抜きん出ていました
2裂した雌しべが見えます | 雌しべが少なくとも4個はあります |
帰路道場の河川敷によって見た。昭和田んぼでも土屋田んぼでも稲刈りが盛んだったがここでも原野の北側の農道沿いが刈入れの最中
だった。
25日まで通い詰めた原野ではもうオオブタクサが他の草から頭一つ伸びだして花穂をつけていた。ほとんど抜いたつもりだったのに
これだけ伸び出されると無力感を感じる。でも少し間を置いた方が効率的に抜けそうだとも思い直した。
相変わらず、早く花穂をつけているのは一度は折られた個体だ。長バサミで上部を切ったオオブタクサはその下から横に花穂を
広げていた。かなり下から切ったつもりだがものともしないのはコスモポリタンの強さだ。
葉腋の一部では雌花もつけているのがあった。葉や花穂になるのが多くて肉眼では分からないが雌しべが伸びだしているのがあった。
これからは雄花の下の花枝に付くハッキリ雌花と分かるのが多くなってくるのだろう。
キクイモやセンニンソウ、ホソバオグルマ、ツルマメそしてクズの花も見られました
クズの間から大きく伸びたキクイモ | 周りに負けそうなタコノアシ | 珍しく葉の上に出たクズの花 |
クズはそろそろ終わりかけでしょうか葉の表に出ていました。小さな
紫赤色の花が多く見られるようになったツルマメはこれからが本番です。
平成25年9月5日作成