埼大から国道463号線を羽倉橋東まで走りいつもの自転車道に入りました

3種類の実
朝方の雨は止んで、15時ころから小雨がぱらつくかもしれないとの予報だったが、いつも通りに出かけた。
クコの実
埼大に寄った後、日本一のケヤキ並木と称する唯一埼玉県内で完結する国道463号線(埼大通り)を羽倉橋東まで走り、いつもの 自転車道迂回路に入った。
前回見つけたクコはもう終わっているかと思ったが、草刈はほとんどされる事が無い所だけにクコなどの天下だった。 葉を落とした植物が多いだけに艶のないノイバラや黄褐色のヘクソカズラの実も目立つようになった。
左上の写真はノイバラとヘクソカズラそしてクコの3種の実が見られ、右上はクコで円内は種子が見える液果。
ノイバラは河川敷などに普通に生えるバラ科の落葉低木で、果実は 直径約7oで営実(エイジツ)という下剤、利尿薬。そしてエイジツエキスはおでき、にきび、腫れ物に効果があるといわれる。果実は花托が肥大した 偽果で中に数個の真の果実が入る。
ヘクソカズラはアカネ科のつる性の多年草。果実は中に2つの 核がありそれぞれに種子が一個づつ入っている。熟して黄褐色になった偽果は光沢があり萼が変化したもので,萼裂片の先端部が偽果の先端に残っている。 果実には強烈な悪臭がある。
クコは中国原産のナス科の落葉低木。食用や薬用に利用される。紅い実 は液果で乾燥させたものは枸杞子(くこし)と言う生薬。液果の中には多くの種子が入る(円内)

塚本の横堤ではチガヤの紅葉が枯れ色に近くなっていました

塚本の横堤
チガヤの枯れ色に近い紅葉が目立つようになっていた塚本の横堤
そろそろ終わりかけているが塚本の横堤はチガヤの紅葉に覆われている。 チガヤの紅葉は盆栽としても鑑賞されるようで本格的だ。
4月27日のチバナ 11月27日の荒川堤防
白い穂を風になびかせるチバナ 2013年4月27日撮影 チガヤの紅葉が彩る荒川堤防 2013年11月27日撮影
チガヤ(茅、茅萱)はイネ科の多年草。イネ科の植物は白く枯れるのがほとんどで紅葉するのは珍しい。春にも葉に先立って円柱形の穂を出し、群生して 光沢のある白い穂をなびかせる。これはチバナ(茅花)と言われ、春の風物詩にもなっている。
名の由来はチヒガヤ(小茅)の意とも、根が赤いことから(血茅)の意とも、チッチと生え始め、生長してカヤカヤと鳴るため (花と樹の事典)というが、3番目はチョット眉唾だ。

ツルウメモドキの熟して3つに裂けた刮ハが陽を受けて輝いていました

ツルウメモドキ
荒川河川敷の原野ではもの皆枯れ色であれだけ多かったチカラシバもスッカリ勢いをなくし、枯れて白い帯状になっていた。
枯れたチカラシバ
タネツケバナ
ツルウメモドキはほとんどが赤い種皮に包まれた種子を小鳥たちに食べ尽されていた。3つに裂けた果皮だけが残され陽に映えて、 まるで花が咲いているようだった。

土屋地区の田起こしがされていない田んぼでは刈り入れた稲の茎の中に早くもタネツケバナが葉を茂らせていました
タネツケバナはアブラナ科の2年草。葉は奇数羽状複葉で、小葉は3〜17個という。花は白く花径約3oで、果実は約2pの長角果、 熟すと2個の果被片がくるくる巻いて種子を弾き飛ばす。
平成26年1月3日作成