中土手橋近くの民家側の堤防のノリ面と空地の野菊の群生は少なくなっています
天高く青空が広がり、秋の陽射しが明るかったが、強風が吹き抜け往路はアゲインストだった。
中土手橋から上った堤防中腹の道路からの斜面には白い野菊が群生していた。ここは2013年11月13日に偶然見つけて毎年立
ち寄るようになったが今年はだいぶ少なくなったようだ。
人家側のノリ面から下の空地なので色々人の手も加わり易く、最初の感激にはほど遠くなってしまった。
桜区のまちづくりを進める会の自然観察会の下見を兼ねました
29日には桜区のまちづくりを進める会の自然観察会があるのでいつものコースを外れてハンノキの里のコースに向かった。
堤防はセイバンモロコシ一色で、反対側の田んぼ側はきれいに除草されていて観察対象は何もなかった。
ミゾソバの地中の閉鎖花を確認したくて2〜3抜いてみたが残念ながらこの日は見つけられなかった。水湿地に生えているので
抜き易いと思ったが、下部の茎は地を這いながらかなり分枝もしているので思ったより簡単ではなかった。
カントウヨメナ | アキノウナギツカミ |
雌しべの柱頭が5個あるナデシコ科のウシハコベ | 目が疲れた時葉をもんでつけた事から別名メグサとも言う シソ科のハッカ |
塚本地区の耕作放棄地、屋敷林、横堤などなどに生育する植物たち
ヤナギハナガサは花付きがよく、見栄えがよくて人家で栽培もされていたので現在も堤外の屋敷跡に花を咲かせている。クマ
ツヅラ科の多年草で原産地は南アメリカ。渡来時期は不明だがいずれにしても戦後なのは間違いない。別名サンジャクバーベナ
横堤ではアメリカネナシカズラが野菊を召し捕っていた。ヒルガオ科のつる性の寄生植物で一年草。宿主は選ばず種々の草
に吸盤を出して寄生する。北アメリカ原産で1970年頃に帰化しているのに気付いたという。
オニドコロはヤマノイモ科のつる性の多年草。横に這う根茎は肥厚してひげ根が多く長寿を祈る正月の飾りに使われるが苦
みが強くて食べられない。3個の翼がある刮ハは枯れているのも見られる。
ヤナギハナガサ | アメリカネナシカズラ | オニドコロの刮ハ |
コガマはガマよりも一回り小さい。雄花穂と雌花穂がくっ付いて付くガマ科の多年草で、さいたま市の荒川河川敷には一番
多い。そろそろ雌花穂が破れて中の穂綿が飛び始めた。
キヅタは10〜11月に球形の散形花序に黄緑色の5弁花を咲かせるウコギ科の常緑つる性木。岩や落葉樹に茎から気根を出して
這い登り我が世の春を謳歌する。
そろそろ綿毛を飛ばし始めたコガマ | これからは我が世の春のキヅタ |
平成29年1月14日作成