撮影:左は07年3月29日桜区道場4丁目 右は06年3月25日桜区道場5丁目にて | |
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葉 | 下部は対生、上部ほど小さく互生になる | 根・茎 | 根際で分枝してほぼ直立する |
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花 | 花冠は皿型で径約3o。稀に淡紅色 | 果 実 | 扁平で先がハート形に凹む。 |
高さ | 10〜30p | 花 期 | 3月〜6月 |
生育地 | 道端や畑地に生える1〜2年草 | 分 布 | 日本各地に帰化 |
別 名 | 花言葉 | 隠れた才能を持つ(花が小さく見逃し易い) | |
渡 来 | ユーラシア大陸原産で明治のはじめに渡来といわれる | 近似種 | オオイヌノフグリ、イヌノフグリ、コゴメイヌノフグリ、フラサバソウ |
和 名 | 花後のぷっくり膨らんだハート形の実が犬の陰嚢を思わせる。それが在来種のイヌノフグリの名の由来といわれる。そして明治のはじめ頃帰化した本種は茎が立ち上がるのでタチイヌノフグリと名付けられたという。 その発想の見事さには驚くばかりだが、可哀想だから和名を変更したいとの動きもあるようだ。でも私はかえってふぐりという古語を伝えていくいい材料とも思う。俳句の季語の「犬ふぐり」のように「の」をなくして「タチイヌフグリ」などの方がスマートとも思うが。 |
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雑 記 | 花が小さくそれも横向きに付く事が多く、おまけに太陽が出ないと開かないので、見る機会としてはそう多くない。でも陽光の原っぱにじっくり腰を落ち着けて見るとそこここに多いのには驚く。個体数ではオオイヌノフグリより多いともいわれる。小さい花でもコバルトブルーの色は鮮やか。でも白花も混じる。最近は淡紅色の花もあるというが、今年はじめて見た時には一瞬イヌノフグリを見つけたと喜んだほどだ。 オオイヌノフグリ等の近似種とは違って花にも果実にも柄が無い特徴がある。そのせいではないだろうが、花は少し触っただけでも落ちやすい。 |
07年12月21日改訂
大犬のふぐりが大きい事! 06年5月3日桜区道場4丁目 | 近くの花を比較 07年5月14日笹目川川畔にて |